人前で話すのが苦手なリーダーへ:実はみんな緊張しています。
リーダーになると、人前で話す機会が増えてきます。
プレゼンだったり、ファシリテーションだったり、ちょっとした挨拶を頼まれる、ということもあるかもしれません。
しかし、人前ではなすことに慣れていなかったり、苦手だったりすると、
緊張で早口になってしまったり、アイコンタクトできずに目が泳いでしまったり、意見をうまくまとめられなかったりしてしまい、
頼りないリーダー、説得力のないリーダー、伝えたいことを伝えられないリーダーという印象を与えてしまう可能性があります。
人前でうまく話ができるリーダーは、それだけで信頼感が増すものです。
頼れるリーダーのいるチームとして、チームも安定していきます。
そこで今回は、年度末で人の集まりが多くなる季節、どうすれば、人前でうまく話ができるようになるのか、について考えてみたいと思います。
人前で話すのが苦手でした。
わたし自身、人前で話をするのはとても苦手でした。
緊張するし、頭は真っ白になるし、声はうわずるし震えるし、息継ぎができなくなって呼吸が苦しくなるし(←激しすぎ^^;)。
それに、みんなの視線が怖いこと!
みんなこっちを見ている〜、と思うと気持ちがひるんでしまいました。
こんな調子で話していると、場の雰囲気を暗くしたり、しらけさせたりするのですよね。
こんな状態から、たくさん経験を重ねてわかったことがあります。
どうすれば人前でうまく話せるようになる?
では、人前でうまく話せるようになるのは、どうすればいいのでしょうか。
それは、とにかく場数を踏むことです。
慣れるまで、とにかく経験を重ねましょう。
人前で話すのに、向き不向きはほとんど関係ありません。
慣れているか、慣れていないか、だけの問題です。
どうやって慣れていく?
「慣れる」とは、どういう状態かというと、
人前で話しても、自分の身に何も起こらない、何も変わらない、ということを、
からだに覚えさせるということです。
人前で話すのが苦手なのは、人からどう見られているかということを過剰に気にしている状態です。
受け入れられないのではないか、バカにされないだろうか、嫌われるのではないか、笑われるのではないか、たいしたことないヤツと思われるのではないか、という感情が渦巻いています。
何度も何度も前に立って、人前で話しても、
人はなんとも思っていない、何も特別なことは起こらない、嫌われたり、文句を言われたりすることもない、何かあっても対処できる範囲、
という経験を積み重ねると、人前に出る恐怖心はだんだんなくなっていきます。
場数の踏み方
何人でも良いので、オーディエンスがいる場で練習しましょう。
スピーチのクラブに参加したり、趣味のサークルやボランテイアなどのリーダー役になって、人前に出る機会を増やすというのもいいですね。
安心できるいつものメンバーの前で経験を重ねることで、
人によって受け止め方はさまざまだし、わたしたちは、毎回毎回真剣に聞いているというわけでもない、聞いたそばから忘れてしまうことも多い、
失敗したり、ネガティブな感情を持たれたとしても、何も特別なことは起こらない。
このことがわかってくると、だんだんと気が楽になって人前で話すことに抵抗がなくなってきます。
やがては、視線を感じながら、集中して話をよく聞いてくれると、嬉しいと感じる余裕も出てきます。
それでも緊張はするもの
数をこなせばこなすほど、オーディエンスの扱いにも慣れてきます。
しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。
それは、場数を経験して、人前で話すことに慣れてきたとしても、
慣れないオーディエンスだったり、大事なプレゼンだったり、イベントのファシリテーションだったり、リーダーとしてキメるべき場面での挨拶だったりすれば、
これは、だれもが緊張します。
しかし、たとえ緊張しても、慣れていない頃の緊張と違って、
声が震えたとしても、スムーズに言えなかったとしても、何かトラブルが起きたとしても、なぜか堂々としているように見えるのです。
これが、数をこなしたことによって自然と身についたプレゼンスというものです。
場数に裏打ちされた経験は、知らず知らずのうちに自信に変わっていきます。
この自信が、リーダーとしてのプレゼンスを強化するのです。
まとめ;
人前で話すことに苦労しているなら、とにかく場数を踏みましょう。
できれば、オーディエンスのいる場で練習できるのがおすすめです。
オーディエンスがいない場合は、鏡の前で練習してみるのも手です。
(わたしの場合はスピーチのクラブで練習を重ねました^^)
経験を重ねると、人前で話すことの恐怖心が薄くなっていきます。
しかし、大事な場面でのスピーチやプレゼンは、わたしたちのだれもが緊張しますので、この緊張とは仲良くして、緊張とともにやり切りましょう。
人前でのプレゼンスを増して、頼もしいリーダーになりたいですね!