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ビジネス思考だった私が、キャリコンを学んで見えてきた傾聴をめぐるジレンマ
こんにちは、まこまこです。
私は、4月から7月までキャリアコンサルタントの養成講座に通っていました。
今はライターをしながら11月の試験に向けて勉強中です。
キャリアコンサルタントとは読んで字のごとく、キャリア形成を支援する仕事&資格。
相談者の話を聞く対人スキルが求められます。
講座では、カウンセリング理論や技術を学びました。
これがなかなか、思った以上に大変だった笑
はい、傾聴スキルちょっと甘く見ていました。
今日は、4ヶ月間「人の話を聞く」ことにどっぷりつかった経験から、傾聴についての気づきを書きます。
人の話を聞く、なめてました
最初、私は傾聴なんてカンタンだと思っていました。
だって、会社員時代から
・保険やら
・資産運用やら
・相続やら
お金の悩みを相談され、課題解決をしてきた自負があったから。
「傾聴?余裕でしょ」
「話を聞くなんて誰でもできる」
そんな風に考えていました(ほんと調子乗っててすいません)。
人の話をよく聞いてきたつもりだったし、ずっとやってきたからすぐにできるはず!と思っていたのです。
実際やってみると難しかった
ところが、実際に相談者役とキャリコン役に分かれてロールプレイングを始めてみると、なんとまぁ予想の10倍ぐらい難しい。
なんだかとてもぎこちない。
相手の気持ちや本音が、まったく見えない。
自分ばかりが話し過ぎた!と思ったら、お互い長い沈黙が続く。
話を聞くことの難しさ、人の本当の気持ちを捉えることの困難さを、身をもって体験しました。
そして、重要な気づきがありました。
私はビジネス思考が強すぎて、何を聞いても「提案」や「お悩み解消のロードマップづくり」に走ってしまうのです。
この人にとって、有益なことを言わなきゃ!と。
ついでにライター根性も出て、
なんか良い感じに言おう
決め台詞ないかな
とかも考えている。
完全に目の前の相手無視して、あざとさ全開で自分志向に走ってますねw
先生方には「まこまこさん話しすぎ」「アドバイスしすぎ」って何度も指摘されました。
今思うと、猛反省です。
本当の聞くってなんだ?
「聞く」という作業は、想像以上にタフで厳しいものだったのです。
語感のやわらかさとは裏腹に、非常に高度なスキルだということがわかりました。
私は今まで人の何を聞いてきたんやろう…
一時は自信を失い、気づまりな思いもしましたよ。
だけど、諦めずに続けていくうちに、少しずつ変化があらわれ始めました。
他の受講生のロールプレイを観察したり、先生方から適切なアドバイスをいただいたりする中で、
聞くというスキルが徐々にブラッシュアップされていったのです。
最終日には不思議と
「ここは大事なところだ」
「この言葉はつかまないと」
とピンと来るようになり、落ち着いてカウンセリングを進められるようになりました。
いやー。
自分の成長に驚きました!
実践のスキル定着度ってやばい
講座を通じて感じたのは「実際やってみて経験してみる」ということの大切さです。
世の中には録画動画を見るだけの講座や、講師の方が一方的に話す講座がたくさんあります。
その方が都合もつけやすいしタイパも良いので、ニーズもあるのでしょう。
だけど、実務に即したり理論だけでは片付けられなかったりする部分ってある。
そこは、トレーニング領域として、実際に生身の人間と接しながらアウトプットして経験を積むのが大事だな、と学びました。
学ぶ仲間の大切さ
あと、全く異なる年齢や仕事、バックグラウンドを持つ人と、受講生という立場で一緒に学べたのは大きな収穫でした。
たった3か月間一緒だっただけなのに、こんなにも別れが惜しいと感じたのは、多分生まれて初めてかも。
同じ志を持つ人と切磋琢磨する楽しさと、充実感を味わったのは
大人になってから一度も味わってこなかったな。
問題解決型の会話と傾聴する会話の二刀流でいこう
問題解決型の会話と、傾聴する会話を使い分けることの重要性も理解できました。
ビジネスの場面では問題解決型のアプローチが有効な場合もあります。
一方、相手の思考や感情にフォーカスしたコンサルティングでは、気持ちによりそい、じっくりと聴くことが大切。
結局どっちも必要で、相手やフェーズによって使い分けるのがいいかなと。
状況に応じて、適切なアプローチを選択することが、真のプロフェッショナルの姿勢なのかも。
学びはまだまだ続く
試験は11月なので、キャリアコンサルタントとしての学びは続きます。
むしろ、ここからがスタートラインです。
仕事と両立しながら、研鑽を積んでいきたいと思います。
何か新しいことに挑戦する機会があれば、ぜひ実践的な学びの場に身を置いてみてください。
思いがけない発見や成長の機会が待っているかもしれません。
そして、同じ志を持つ仲間との出会いは、かけがえのない財産になるはずです。
大人になってなかなかできない学びに、ちょっとでも触れる機会があると良いですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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