2023年エリザベス女王

初投稿です。まだ使い方がいまいち分かっていないので、自分の頭を整理し、来年以降の予想に繋げる為メモ程度に書きます。


・過去のレース展開、ペース

京都開催の2019年から過去遡ります。
(左は1000m通過タイム、右はレース上がり)

2019年
どスロー(1.02.8)からロンスパ瞬発戦(34.6)
2018年
スロー(1.01.4)から瞬発力戦(34.7)
2017年
どスロー(1.02.0)から瞬発力(34.4)
2016年
スロー(1.01.8)からロンスパ瞬発(34.1)
2015年
稍重の為度外視
2014年
スロー(1.00.3)から瞬発力(34.1)
2013年
重馬場だが
どスロー(1.02.7)から瞬発力(34.5)
2012年
重の為度外視。
2011年
ハイ57.5からタフスタミナ戦 37.1

数字上ハイペースからのタフスタミナ戦となっているが、この時は逃げ馬が道中20馬身ほど離す大逃げ。2番手以降は若干スローである程度瞬発力が求められた。

2010年
1.00.1からタフ持続力戦(36.3)


以上の事から、良馬場では7年中6年でスローからの瞬発力が求められる展開となり、重馬場でも1年スローからの瞬発力が求められる展開となった。
京都競馬場は形状的にはロンスパ適性が求められそうだが、それよりは瞬発力は重視した方が良さそうな結果に。今回も明確な逃げ馬がおらず、良馬場の場合同じ展開が想定されるだろう。


・各馬の直近レース短評と考察

右はレース上がり

1.アートハウス

前走 中山牝馬S スロー瞬発力戦(34.5)

直線で前詰まり、外に進路変える不利有り。
輸送で体重も減っており、斤量もトップハンデ。見直しは効く内容。

2走前 愛知杯 重  どスロー瞬発力 (34.3)

展開が完全に向いての勝利で評価はしづらい。重にしては瞬発力は良かった位。

3走前 秋華賞 スローからロンスパ (34.8)

上位3頭に圧倒的な敗北。位置取りの差で4着までには入れただろうがそれ以上は無い。

4走前 ローズS スロー瞬発(34.5)

サリエラよりかは若干展開は向いた。上がり3位の34.2を使って粘り込み。好走が2回とも中京なのもどうか。

総評…B

レース間隔が空いたら走るという点はプラスだが、今回は骨折明け。先行出来て瞬発力が良いという面では展開は向くが、最後に評価出来るのはローズS。馬の力が足りているのか。川田Jから坂井Jに乗り替わりもマイナスだが手は合うと思う。枠はもう少し内が良かった。非根幹適性は未知。


2.イズジョーノキセキ

前走 府中牝馬S スロー瞬発(33.9)

展開は多少向かなかったが、ルージュエヴァイユの結果を見るに単なる負け。上がり最速馬は32.6。ここまで上がりが求められると厳しいか。


前々走 札幌記念 タフ持続力戦 (36.4)

4コーナーの位置が後ろ過ぎた。上がり3位の36.6。タフな流れの差し足決着は向く。順位ほど悲観する内容では無い。

3走前 クイーンS 5ハロン超ロンスパ(35.1)

直線で進路なく、外に出した分遅れた。上がりは3位の34.7を使い0.4差の5着。斤量もトップハンデで見直しは効く。


総評…C

この馬はスローからの瞬発力戦まで来ると末脚が付いて行かない。ジェラルディーナを軸に3連系を組み立てるのであれば、この馬を入れても良いかなと思う。枠はプラス。鞍上はイン付きのオヤジ。ペースが流れるような事があれば何かやってくれそうだが、雨は歓迎しない。非根幹適性は有り


3.ククナ

前走 小倉記念 タフ持続力戦(35.3)

位置取りに恵まれての結果で評価は出来ない。コーナーで少し左によれた。

前々走 七夕賞 4ハロンロンスパ(35.0)

位置的にも展開に恵まれた。上がり2位の34.9を使い2位。ある程度上がりが掛かれば向くのか。

3走前 ハンブルクC スロー瞬発(35.1)

直線進路なく、重たい馬場も向いてなさそう。距離的にも度外視。

4走前 早春S 2番手以降スロー瞬発 (34.7)

展開は完全に向いたが、同じような展開でチャックナイトに勝っているのは評価するべきか。


総評…C

好走時は展開が向いてのもので評価はしづらい。多少上がりがかから展開ならいい脚を出せるので、ジェラル軸で買うなら穴として抑えても。非根幹適性は多少有り。初騎乗浜中はどう乗るのか期待。枠は少し内が良かった。



4.ゴールドエクリプス

前走 大原S タフからスロー瞬発(35.6)

小頭数。メンバーレベルも高く無く評価はしづらい。上がりは2位の35.5

前々走 小倉記念 タフ持続力 (35.3)

道中ロス無く走り、上がり3位の35.1。前有利の展開という点では評価出来るが、マリアとは5.5キロ差のハンデでハナ差。評価しづらい。

3走前 マーメイドS 先行激化Hペース(36.5)

若干距離ロスはあったものの、外から差してくるこの馬に展開は向いた。斤量差を考えても微妙。


総評…D

好走時は斤量差があってのもの。内容を見るに斤量が同じになった時に好走できるかと言われたら難しいとは思う。枠も少し外過ぎ。岩田息子が乗った時は2.0.0.0。今回はどうか。雨は多少なら歓迎。


5.サリエラ

前走 新潟記念 スローロンスパ (34.3)

出遅れて後方から。1週前にアクシデントもあり、スタートもズブく、調子も悪かった。それでも上がり3位の33.8を出し、3位までとは0.2秒差の7着。着順ほど悲観する内容では無い。

前々走 目黒記念 スローロンスパ (34.5)

最初位置を取るのに距離ロス。上がり2位の33.8。ゼッフィーロと位置取りの差はあれど0.5キロ差で先着しているのは評価出来る。

3走前 白富士S スロー瞬発 (34.0)

最後直線の進路無くもたついた中で上がり1位の33.7を使い1着。メンバーレベルは高く無いが、勝ち方は強い。

4走前 ローズS スロー瞬発(34.5)

最後直線で追い出し遅れたが、上がり1位の33.7を使って2着。位置取りの差でアートハウスとは逆転可能か。


総評…B

広い競馬場があってるという点では京都外回りは良いが、直線も長く左回りの東京か新潟外回りが絶好の舞台には見え、この舞台は合うのか? 初の右回りは不安要素。馬自体は瞬発力向きで展開は向きそう。マーカンド鞍上も面白い。枠はほんの少し内が良かったが許容範囲。雨は降らない方が良い。



6.ジェラルディーナ

前走 オールカマー 超ロンスパ (35.5)

斤量重く、基本的に前が止まらくなった展開の中で最後の直線も外を回しての6着。着順ほど悲観する内容では無い。

前々走 宝塚 淀みないペース若干ロンスパ(35.5)

出遅れて後ろから。ひたすら外外を回り早く仕掛けた事で体力を使い果たしたが粘り込みで4着。評価出来る。

3走前 海外 省く

4走前 大阪杯 持続力戦 (35.3)

先行有利の展開でマリアエレーナとの差は位置取りの差。このレース上がりまで早くなるとこの馬にとっては厳しいか。とはいえ上がり2位の34.9をマーク。評価は出来ないが展開は向かなかった。


総評…A

今回は瞬発力戦が見込まれる中で展開は向かなそう。ピークが過ぎたという声もあるがここ最近の凡走は説明が付く。このメンバーなら明らかに実績上位で、非根幹適性も有り。鞍上も世界のムーア。多少展開が向かなくても力で押し切る可能性はあるとしてA評価。


7.シンリョクカ

前走 府中牝馬S スロー瞬発(33.9)

好位外目でレースを進め、最後の直線へ。しかし脚は全く伸びず。その外からルージュが伸びて2着と考えると馬の力が足りてない。

前々走 オークス Mだが瞬発気味(35.1)

8番手でレースを進め、外枠だった事もあり道中は外を回させられた。直線も外から一気を狙うが上がり5位の35.1を使って5着まで。ロスはあったとはいえキレる脚はないか?


総評…D

キレる脚を持っておらず、瞬発力戦であまり展開が向かないと考えると評価は出来ない。枠も内を引いてロス無く回りたかったが若干外目。内で積極策で前に行くとかなら面白かったが。鞍上は好走時の木幡。雨降ったら図太さが出て生きる馬なのだろうか。


8.ディヴィーナ

前走 府中牝馬 スロー瞬発(33.9)

掲示板内が他外目から伸びてきた差し馬の中粘ったと見れば評価は出来るが、スロー単騎逃げが出来たこの馬には展開が向いた。若干掛かりが見られてこれ以上の距離はどうなのか?

前々走 関屋記念 スロー瞬発 (33.8)

内目経済コース通ってレースを進める。直線では外差し有利の中内から先団で進めたこの馬が2着に来たのは評価出来る。マイルでもこなせるスピード感はある。


総評…B

2年ほど前はこの距離をこなしているが、近走を見るに2200は少し長い気はする。今回も前回同様他に積極的に来る馬がおらず、折り合いが付いて単騎逃げになれば展開が向いて面白い一頭。好走時左回りばかりなのは若干気になる所。鞍上はデム。出遅れが怖い。


9.ハーパー

前走 秋華賞 スロー瞬発 (34.0)

スローの中を経済コースを通って好位で進める。先団に付けて粘り込む形になったが上位2頭との差は歴然。それをどう見るか。

前々走 オークス 澱みないペース (35.1)

道中ロス無く走り、リバティの後ろに付ける。差し馬場の恩恵を受けて上がり3位の34.8で2着。シンリョクカとの差は枠だけな気がする。

3走前 桜花賞 持続から若干瞬発(34.5)

先団から中団で進めた馬が優位の展開。道中経済コースを通り、位置的にもハーパーは恵まれた。とはいえ上位3頭とは少し差がある。この距離は短いのか。


総評…B

枠順発表前までオッズも見てCだったが、枠を見てBに。持続力にしろ瞬発力にしろどれもパッとしない面があり、今までの好走も展開があってのもの。今回内枠を引けた事でまた好位でレースが進められそうな点からも展開が向きそうなのでこの評価に。



10.ビックリボン

前走 京都大賞典 重 パワースタミナ (35.9)

重馬場も向いてないのか足が伸びず、やっと伸びてきたところで直線進路無く不利に見舞われた。見直せる内容。

前々走 マーメイドS Hペース持続力勝負 (36.5)

先団がハイペースで垂れる中、この馬には展開が向いた。36.2の上がり2位で1着。2位との差は斤量の差で着順ほど評価は出来ない。

3走前 福島牝馬S スローロンスパ (35.0)

瞬発力は求められたが、それと同時に位置取りも求められた。1位との差はコース取りによるもの。上がりは2位の34.5。メンツがメンツなので倒しては欲しかった。


総評…C

小回り適性、瞬発力は多少持っている馬。しかし、戦ってきた相手、レース内容的に今回好走するというのは厳しいのではないか。枠も大外でマイナス。西村Jは個人的に怖さがあるので買いたいが今回は見送り。


11.プレイディヴィーグ

前走 ローズS 持続力戦 (34.0)

高速馬場とはいえ、マスクがコースレコードを出したレース。最後まで息付く暇が無くゴールまで進んだ。出遅れてスタート。上がり1位の32.9で1着。このペースでこの上がりはシンプル強い。出遅れが無ければマスクに勝てたかというと微妙だが、世代上位の実力は確実にある。

前々走はレースレベル的に回顧しづらい。2勝クラスでは圧勝出来そうな実力は示している。


総評…A

今回は瞬発力戦になりそうなので展開は確実に向く。多少の道悪ならギリギリなんとかなりそう。ただ、酷いのは出遅れ癖。あそこまで遅れると軸にはしづらい。今回も出遅れるだろうと考えると逆に最内の枠は良かったのか。あの1戦で1番人気はやり過ぎだと思うがそれでも展開は向きそうでこの評価。


12.マリアエレーナ

前走 オールカマー 超ロンスパ (35.5)

持続力が問われる展開で6番手から上がり3位の35.0。ゼッフィーロに逆転可能だったところを見ると評価出来る内容。持続力が問われる展開なら面白いのか。

前々走 小倉記念 タフ持続力 (35.3)

前に行った馬に展開は向いたが、斤量重く足が伸びなかった。着順ほど悲観する内容ではない。

3走前 鳴尾記念 持続力勝負 (35.6)

この馬に展開は向いた。しかし、坂の登りで粘りが効かなかった。このペースで流れるときつそう。


総評…B

持続力が問われる展開なら来そうな一頭。枠が内ならAまで上げたが、少し外過ぎる気はする。馬の力の割にオッズ妙味があるので3連系なら確実に買いたい。瞬発力戦となるとどこまで力が持つか。


13.ライラック

前走 府中牝馬 スロー瞬発 (33.9)

道中は好位でレースを進める。坂ではもたもたしていたが、直線の最後の平坦に入ると上がり3位の33.0まで足を伸ばしてきた。位置は良かったが、割と瞬発力は期待出来そう。

前々走 宝塚記念 澱みないペースロンスパ (35.5)

経済コースを通ってレースを運ぶ。直線で内を通った馬は馬場状況から伸びず、このライラックもそれに該当する。とはいえ流石に負けすぎ。2200mまで来ると馬場が渋らないと厳しいのか。

3走前 目黒記念 スローロンスパ (34.5)

牝馬の中では重めの56キロを背負う。道中は内でレースを進め第四コーナー。直線で多少進路がなく、少しもたついて上がり4位の34.1の9着。思ったより伸びなかった。距離が長くなると瞬発力は無くなってしまうのか。、


総評…C

距離が伸びた途端に瞬発力が無くなってしまう。2200まで来ると瞬発力は生きず、瞬発力戦を想定するとこのオッズ的にも買い辛い。ただ雨となったら話は別。馬場が渋っていれば評価はAまで上げたい。


14.ルージエヴァイユ

前走 府中牝馬S スロー瞬発(33.9)

スタート不利があり後方から。道中も外外を回され、第四コーナーでは大外分回しの距離ロスが多くある展開。それでも上がり2位の32.7を出し勝ち馬とハナ差の2着は評価出来る内容。

前々走 エプソムC タフ持続 稍重 (35.2)

2番手でレースを進める。ある程度ペースが流れる形となったが、最後は粘りこんで2着。前を追走して持続力はある程度ある。前走の瞬発力と併せ、持続力もある程度ある。

3走前 メイS 持続力 (34.4)

直線で挟まれ進路もなく馬がやる気をなくしていた。度外視



総評…S

オッズ妙味も見てS評価。前走で瞬発力を、前々走で持続力を見せ、どちらもかのメンバーなら高い位置にあると思う。内枠で松山Jが揉まれないかが心配だが想定7人気なら確実にS。距離が持つかという懸念はある。雨は多少なら可だが、無いほうがいい。


15.ローゼライト

前走 新潟牝馬S スローロンスパ(35.5)

位置取りは良かったが、直線で脚が伸びず。上位2頭との差はありそう。

前々走 クイーンS 5ハロン超ロンスパ(35.1)

ウインピクシスを見ると、上がりも全く出ておらず、力が足りて無い印象。


総評…D

瞬発力タイプの馬では無く、展開は向かなそう。近走の内容を見るにこのメンバーだと流石に着内というのは酷か。



結果

S…ルージュエヴァイユ
A…プレイディヴィーグ、ジェラルディーナ
B…マリアエレーナ、ハーパー、ディヴィーナ、サリエラ、アートハウス

C…ライラック、ビックリボン、ククナ、イズジョーノキセキ

D…シンリョクカ、ローゼライト、ゴールドエクリプス

雨ならライラックの評価を上げ、ジェラルから3連系で勝負。良ならプレイディヴィーグorジェラルディーナからルージュエヴァイユのワイド馬連でオッズ見て勝負しようかな。後は馬場とかレース傾向を見て。

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