同業他社の転職リスク
大手総合商社「双日」の元社員が前の職場の「兼松」の営業秘密を不正に取得したとして逮捕された事件ですが、これはかなり大きな問題なのです。
しかし、報道の「攻撃力」は思ったより低めです。
これは、多くの人が思い当たるからでしょうか。
前にも触れましたが、私自身同業他社への転職は否定的です。それは、今までやってきたことでしか勝負できないという事を認めることになるからです。
優秀であれば、未経験分野でもこなせます。「人間性」というスキルがあれば、何でもできるはず。でもそれができないから専門性というスキルでしか勝負できず、同業他社に転職するしかないのです。
今回は情報の不正持ち出しですが、同業他社に転職して働くことは元居た会社に影響は少なからず与えます。個人的には商売仁義に反すると感じています。元の会社がとてつもない「クズ会社」であったとしてもです。
今回逮捕されたものは若いのに業界内で通用する狭い専門性しか身に付けなかったのかもしれません。だから、同業他社にてんしょくしてしまったのでしょう。
こういう私も、同業他社に転職するスキルしか無いのかもしれません。そうであってはいけないと思い、簿記試験や中小企業診断士の勉強を始めたのです。
今ある能力で働くのではなく、これから身に付ける能力で働く方が明るい未来につながります。そう思って勉強したいと思います。
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