#13 視野の戦い

こんにちは。
今日はOFFの選手について書いていこうと思います。

サッカーの時間は前後半合わせて90分あります。

小学生の試合は前後半合わせて40分です。

そのうちの約90%以上はボールを触っていない時間です。

自分がボールを持っている時間は5分、6分そんな程度です。

残りの85分または35分何をしているのでしょうか?

そこも自由です(笑)

しかしそんな大半の時間をボール持っていないのですから

OFFの時間は確実に大切な時間になります。

前回の記事の続きですが

サッカーは相手陣では相手の方が数的優位なのでフリーになりにくいという話をしました。

ここで相手選手を意識せずに立っているだけではボールを引き出すことはできません。

相手と駆け引きをしてマークをされないようにするもしくはマークを外し必要があります。

後ろのONの選手がいくら前に出したくても

前の選手がボールだけ見て、パスを要求していては相手にとられる気しかしません(笑)

ここでボールを引き出すための具体的な技術を紹介します。

まずは

①相手から消えること

です。

相手はあなたをマークしているのであなたを観ています。
そしてボールをカットしたいのでボールも観ています。
つまりマークの原則はボールと相手を観ることで成り立ちます。


同一視できている


その原則を逆手にとって相手がボールと自分を同一視できないポジションに取ります。

人間は前に目があります。
前に目があるのであれば...
後ろもしくは横に立たれるだけで相手はパスカットしにくくなるのです。

同一視できていない

これを私は視野の戦いをすると言っています。

相手はボールと自分を観たい
自分は自分とボールを同一視されたくない
そのためにポジションの駆け引きをします。

小学生レベルでもこの駆け引きをしているチームはあります。

勘の良い人は気づいたかもしれませんが

これが位置的優位性の話になります。

同一視できていればDFの位置的優位性
同一視できていなければFWの位置的優位性


となります。



このような駆け引きを一流選手はしています。
試合を観るときに少し気にしてみてみてください。

次回はボールを引き出す技術②タイミングについて書いていこうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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