我が道をゆく
我が道をゆくということは非常に厳しく、孤独なものである。困難である。
先輩から後輩へ、親から子へ、何事も後世に引き継いでいくことがこの世の理である。レールを与えてくれるものだ。
がしかし、鹿の親をみてみよう。生まれたばかりの子鹿を放っておく。子鹿は1人で立つしか道がない。雨風が降りかかろうと、転ぼうとも、必死で立とうとする。立つしか道がないからだ。そして失敗に失敗を重ね、最終的に1人で立つ。
おもしろいことに、放っておくとは言いつつ近くで見守っているのが鹿の親であり親の役目である。ここに深い愛がある。
我が道をゆくということは、強く、美しい。
そこに人間の美徳を感じる。
そこにリスクや挫折は必ず生じるだろうが、それらなくして大きな成功は得られないであろう。
新たな道を歩むことに孤独感はつきものだが、鹿の親のように誰かが見ている。そして誰かが手を差し伸べてくれるであろう。そこに新たな出会いや成長があり、自立するのではなかろうか。
そしてその姿勢と経験こそが自己の繁栄、未来の繁栄へと繋がるものである。子鹿のようにすこしずつ進み、自分の描く未来に近づいていこうではないか。
強い信念と根気を持ち、我が道をゆこう。