Netflix ドラマ「夫婦の世界」より、許すことは傲慢なのか美徳なのか。ネタバレあり注意
夫婦とは本当にこんな形をしているんですか?
どうして憎んでいながら愛し合えるのですか?
どうして憎んでいるのに、まだ昔のパートナーと連絡を取り続けるのですか?
私は25歳未婚。この作品を3か月かけて見終わった。流れるエンディングを見ながら、頭の中に浮かんだのは体の一部を叩き破られたようなショックと疑問符だった。
私は混乱した。何に混乱したか。それは最終話、ソヌの一言だ。
このフレーズが出てから、場面が私の心を通さずに視界だけを通り抜けるようだった。
話は変わって、私はディズニーのシンデレラが大好きで、特に2015年にケネスブラナー監督の元実写化された「シンデレラ」に大変魅了されている。
リリー・ジェームズ演じるエラ(シンデレラ)は物語の最後に、長らくエラを苦しめてきた継母にこんなふうに告げる。
素晴らしいと思った。なぜなら許すことで、気持ちに区切りがつき、未来を考えられるようになるからだ。実際、エラは王子との幸せな結婚にすぐに踏み切った。
そして同時に、自分を酷く扱った相手を許すことは、彼女の寛容さを感じさせる。寛容さは、理解度の高さを物語る。先入観だけで人を見ず、あらゆる可能性を予測して、自分なりの理解ができることを意味している。
つまり、許すことは、未来に目を向けることであり、知性が求められる行為なのだ。
少なくとも私はそのように信じてきた。
いつかソヌが言った言葉のカラクリがわかる日がくるだろうか。
もし気づいてしまったら、自分の信念に自信が持てなくて崩れてしまうかもしれないが、
それでも知らないよりはずっとましだ。
近いうちに、この問題の自分なりの回答を披露できるといいなと思う。
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