野窓仏香です。日本からフランスへ荷物を送る。EMS(国際スピード郵便)と2024年問題について考えた編
のまどふつかです。
今日も一日乗り越えましょう。
さて、私はフランスに住んでいます。
友人に頼んで日本から荷物を送ってもらうことにしました。
が、届かない。
親切にも、彼女はEMS(国際スピード郵便)を使ってくれたみたいです。
EMSだと普通のものより、料金が高い分、早く届く仕組み。
それなのに届かないのです。
そして、聞くところによると、彼女の元に返送されていたらしい。
なぜ今回はだめなのか。
結論から言うと、EMSの仕組みをよく理解してなかったから。
在仏なんだから、私くらいは知っておくべきだったと反省。
みなさんは私の失敗繰り返さないように、ぜひご一読ください。
え?荷物帰ってきちゃった。何が起こった。
では、なぜそうなるのか。日本郵便のHPを見てみよう。
取り置き期間が設定されている上、その期間が2週間と短いことが理由だ。
返す前にもっかい配達してくれないのか
もちろん期間内であれば、再配達や荷物の引き取りは可能だ。
しかしながら、
「再配達の時間指定はあてにならない。
また、引き取りの場合は、不在通知表と身分証明書をもって、取り置きされている場所まで出向くことが求められる」というなんとももどかしい感じになるらしい。
参照記事以下。
日本郵便からバトンタッチ、その相手はクロノポスト
ところで、
日本郵便でEMSを選択した場合、フランスで、このEMSを引き継ぐのはクロノポスト社である。
クロノポストのHPを見てみよう。配達時に家にいない場合どのような選択しが用意されているだろうか。
それは" le service Predict" 予測サービスだ。
「受け取れないなら、あとで再配達しよう」ではなく、
「受け取れないなら、事前に時間や受け取り場所を変更してくれ」
というスタンスだ。すがすがしいほどにフランスらしい。
つまり、「届けたのにいませんでした」という状況はあまり好まれていない事が分かる。
脱線:2024年問題
物流業界は2024年問題の話題で持ちきりらしい。
トラックドライバーの時間外労働の強化を規制するもので、従来のような輸送が叶わなくなることにより、ドライバーらの生活と、サービスの質と、その他諸々の側面に変化が起こりそうだ。
元来、日本の郵便、輸送サービスの質の高さは甚だしいものだったから、ここらで少し緩めてもいいんでないのかというのが私の意見だ。
もちろん、この法規制によって、お給料が減るドライバーや、荷物を運べない依頼主や、必要な時に荷物を受け取れないお客さんが出てくるのは十も承知なので、一概に善し悪しを言い切ることはしない。
あらら、脱線してしまった。すみません。
僕も!私も!クロノポストとの戦い
そうそう、クロノポストね。
この会社のスタンスやサービスどうこうは置いといて、実際に相手に届かず、自分の元へ荷物が返ってきた経験がある人は他にもいるようだ。
さらに、このような記事も発見した。
なんか見覚えがあるような、、、あ!
僕たちはどう送るべきか
んーと、いろいろ鑑みましょう。
EMSは通常、早く届けられることにメリットがあるサービスだ。
その反面、料金が高くなるのは致し方ないと納得できるだろう。
しかし、現実は複雑だ。
差し出し人からしてみれば、
高い料金を払うが、受け取り手に、届く確証すらない。しかもちょっと遅くなる可能性大。
それどころか、返送されるケースも多いときた。
一方、
受け取り人からしてみれば、
再配達や取り置きになった場合、手間がかかり、
おまけに、通関手続き手数料としてお金を求められるかもしれない。
以上のことを踏まえた結果、
フランス宛のEMSは使わない。
その代わり、航空便や船便を利用する。
というのが安心策だと言える。