仏勉人好のフランス留学準備。キャンパスフランスの面接を控えてるよ。2023年の面接を振り返ろう編。
ボンジュール。
ジェーム ル カフェ。
僕はフランスの大学院に進学したいふつべんひとよしだ。
僕の進学準備は残すところ、キャンパスフランスでの面接のみとなった。
キャンパスフランスでの面接は人生3度目だ。
語学学校や大学の入学許可書をもっていたら、VISAの面接も同日にすることができるんだよね。
僕みたいな地方住まいにとっては、関西や関東に行くことで、時間とお金を取られる訳だから、できるなら遠征はまとめてしまいたい。
けれども、大学に出願する今回のような場合、キャンパスフランスの面接とVISAの面接は別々に受けることになる。理由はもちろん入学許可証に関係している。
そんなこんなで、フランスに行く前に、日本をたくさん旅行することになりそうだ。
まあ、そんなことは知ったこっちゃないって、そりゃそうだね。本題に入ろう。
前回である2023年に、キャンパスフランス京都で、大学院出願の面接を受けたときのことを思い返してみよう。
オンライン説明会でよく司会進行をしている女性が面接官だった。
「緊張してますか?大丈夫ですよ」と声かけしてもらって、安心したような記憶がある。
他のサイトでもよく言われてるけど、面接と言うより、提出したものに関連する確認という感じだった。
思い出せる限りではあるが、質問は以下の通り。
簡単な自己紹介をしてください。
出身の県と市を教えてください。
出身の高校名を教えてください。
入学年度を教えてください。
○○高校は公立の高校ですか。
普通科ですか。
大学名と学部名を教えてください。
卒業年度を教えてください。
なぜ大学に1年長く在籍したのですか。
主に何を専攻しましたか。
どうしてフランス文学を専攻したのですか。
卒業論文にその小説を選んだのはなぜですか。
修士を取得後はどんな職業につく予定ですか。
その職業を選ぶのはなぜですか。
その他にも聞かれたことはあったと思うが、ひとまず正確に思い出せるのは以上だ。
分類すると、
・自己紹介
・高校について
・大学について
・将来について
というように、時系順に、ひねくれたところのない正統な質問が続いた。
感じたこととしては、一貫性に違和感があった場合は深掘りされやすいということだ。
例えば、「文学を選考して、将来はデジタルの部門で働きたい」というのはちょっと変だよね。
「文学の分析のために、デジタルコーパスを引き続き活用するつもりだ。
将来は、デジタルツールを使用した言語分析の部門で働きたいと思っている。その意味で、デジタルの部門という言葉を使った」などと、補足説明を求められる。
「一貫性」を「わかりやすく」説明することが、下手に説明を求められないコツだ。
さて、以上の質問はすべてフランス語で行なわれた訳だけど、逆質問は日本語で受け付けてもらえた。
例えば、
「フランス語レベルが足りないのですが、L3から入学を提示されることはありますか」とか
「文学で進学される日本人学生はどのくらいいますか」
とか、そんなことを質問した記憶がある。
とても丁寧に答えていただいた。
就職面接と単純に比較するならば、他にも異なる点がいくつかある。
まず最初に、面接官とはほとんど目が合わないということだ。
面接の間ずっと、面接官はパソコンに何かを打ち込んでいた。声だけで会話してる感じ。
だから、僕も窓の景色を眺めながら返答することも多かった。コミュニケーションとしてはよくないのかもしれないけど、面接としては、目の色から下手なメッセージ性を読み取らなくていい分、緊張感が薄かったのはよかったと思う。
次に、面接官は事前に履歴書や志望理由書を読んでいる訳ではなさそうということだ。
これに関しては、面接のタイミングとか面接官に依るところが大きいと思われるので、盲信はしないでいただきたいと言い添えておく。
僕がこう思ったのは、形式的な質問が多い上に、それらの答えは、提出した書類にすでに記載されている場合がほとんどだからだ。
例えば、入学年度や卒業年度を聞かれることがやや多い気がする。僕の場合だけでなく、他の方の体験談を読んでもそう感じる。
このことから推察されるのは、面接の目的は、よりよい人材を選ぶことよりも、やばい人間を落とすことに主眼が置かれている、ということだ。
学生としてフランスに入って、不法に働いたり、遊んだりする人間ではないかどうかを見極めているような気がする。
それ故に、自分の経歴を正しく認識しているか、それをフランス語で正しく伝えられるか、違和感なく、過去ー今ー未来のつながりを話せるか、という最低限かつシンプルな質問になるのだろう。
さて、振り返りも終わったところだし、今回の面接に備えよう。
一緒にがんばりましょう。お互いいい面接を経験できますように。
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