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技術士 準備期間3カ月1発合格記(その3)”技術士二次試験 受験申込書”編

技術士二次試験受験申込書記載の注意事項

技術士第二次試験申込書は、"申込書"と"業務経歴書"の2項で構成されています。それぞれについて、当時自分なりに工夫した点や、試験が終わったからこその気づきについて書きたいと思います。

<申込書>

申込書は、基本的には各項目について記載すればOKですが、一点だけ落とし穴があります。それは、”専門とする事項”の欄です。
これは、「私は選択科目の中でも特にこの分野に精通しております!」と宣言するものです。
なので面接の際には、”専門とする事項”に記載されている分野について、本当に技術士のレベルに達しているのかな?といった視点で質問されます。
もし、”専門とする事項”に記載した内容と自分のアピールポイントにミスマッチがあると、面接の際に苦しくなります。
”専門とする事項”の欄は、ある程度自由に書けるので、自分の技術に合致したワードを吟味して書くことをオススメします。

<業務経歴票>

業務経歴票は、”業務経歴”と”業務内容の詳細”を書くわけですが、どちらも面接のときに根掘り葉掘り聞かれます。
じゃあ、詳しく答えられる内容を選んで書けば良いかといえば、そう単純でもないのが難しいところです。
というのも、日本技術士会の資料には、技術士の定義として

「技術士の名称を用いて、 科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、 設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」

日本技術士会:技術士制度について

と書かれています。
この定義に合致する業務内容を書かないとダメなんですね。。。
つまり、上司から指示されて言われたとおりに設計や試験をこなしているだけでは、技術士の資質を図る経歴とは言い難いというわけです。
当時入社8年目の私には、業務経歴票の5行を全て埋めるほど、多彩な経験はありませんでした。
そこで苦肉の策として、複合的な業務を要素に分けて書き並べることにしました。
具体的には、入社後主に化学プラント機器の材料関連のトラブルシューティングに従事していたのですが、①原因究明、②対策立案、③他製品への水平展開・設計への落とし込み、④運転後の健全性評価 といった要素に分かれるので、重点的に取り組んでいた時期毎に各要素を切り分けて書きました。

この方法を採用したことで、結果として全ての項目が連続性を持つことになり、面接対策も比較的すんなりと進めることができるというメリットがありました。
まぁ、経験が豊富な方は多様なアピールポイントを書けば良いのかもしれませんが、経験が浅い方は参考にされて下さい。

なお、経験豊富であるが故に、アレもコレもと書いて、申込書に書いた「専門とする事項」からズレた事を書くと、面接で突っ込まれるかもしれないので、そこは慎重に。

で、最後の難関が「業務内容の詳細」欄の記述です。こちらは小論文形式で難易度が高いです。
業務内容の詳細記載時の注意事項については、次回書こうと思います!

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