見出し画像

聴こえていますか?みんなの声が…  この思いが… 届いていますか?

今日(25日)は、はるかのクリスマス会🎅 

皆さんに少しでも楽しんでいただこうと、2か月も前から準備されていた。

あの飾りに、この飾り!この歌に、あの踊りもいいね!(*´▽`*)

お客様とご家族様の楽しそうな笑い声が聞こえてくる!そんな会場を想像しながら、準備をしていた私たち… 。
心の奥に、ぽっかりと空いた穴を埋めるかのように。

11月から毎週のようにお客様とのお別れがあり、自分の心をなだめるのに必死だった。

ホスピスなんだから仕方がない!と、頭ではわかっているつもりだが、なにせ心がついていかない。急なお別れは、特にそうだ。言葉では言い表せない、なんとも言えない虚しさを引きずってしまう。

そんな自分を、プロではないな…と、さげすんでみたり…、だって仕方がないよと、擁護してみたり。こうなってくると、自分の気持ちすらわからなくなる。

 
冒頭、ぐちゃぐちゃ言ってしまったが、今日はクリスマス会。朝から、準備に余念がない<(`^´)>

オムレツにキッシュ!ケーキにカルパッチョ!夢中で料理を作った。今日のクリスマス会を楽しみにしているお客様とご家族様の笑顔のために。そこに、一切の邪念はなかった。ただ一心に…あの笑顔に会いたくて、料理を作った。
そうしているうちに、私の頭の中のぐちゃぐちゃは居場所を失い、どこかに吹っ飛んでいった。料理はいい!無心になれる( `―´)ノ
 

クリスマスランチ


『ホスピス』。死が迫っている患者とその家族の苦痛を最小限にすることを主な目的とする、ケアのプログラムであり、その概念。

今年3月、セントケアホスピス・はるか仙台太白を立ち上げ早9か月。
本当にいろいろな事があった。あった!という言葉で済ませてはいけないくらいあった。

『はじめまして(*´▽`*)』と言っては、『良い旅を(;_;)/~~~』と言って、別れを繰り返す。

『どうせすぐに別れが来てしまうなら、初めからワクワクする気持ちなんて、フタをしてしまえ。』

今思えばナンテバカなことを、私は感じていたのだろうと、顔から火が噴き出そうだ!

 今ならわかる。自分が今ここにいる意味が。

初めまして!と、サヨナラを繰り返し、私たち『はるか』の職員は、皆さまの人生の最期の時を伴走させていただいてきた。なんて幸せな事なんだろう…。

だから、私たちは忘れてはいけない。お客様から頂いた素敵な思い出と、あの時間を…🌙🌈


お空の向こうの皆さんへ

ー御礼ー
今週もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回でセントケアはるか仙台太白のブログも33回となりました。
訪問先で、『ブログ読んでますよ!』なんてお声がけいただくと、本当に嬉しくて嬉しくて…。
『はるか』をもっともっと多くの皆さまに知っていただきたくて、始めたブログでしたが…内容は大丈夫でしょうか?私の一人芝居になってはいないでしょうか?
毎週送る内容は、すべてノンフィクションでございます。なんら装飾も編集もしておらず、ありのままの『はるか』の日常をお伝えしております。(お客様名のみ変更)
 2023年、『はるか仙台太白』が在宅ホスピスとして、お客様サービスを継続してこれたのも、皆さまが温かく見守ってくださったお陰と、感謝致しております。
2024年も私たち職員は、お客様サービスにおいての存在意義を忘れることなく、ひとつ一つの出会いに感謝をし、いつも真っすぐに、お客様に向き合うことを誓います。
 
2023.12.25   
セントケアはるか仙台太白 所長 髙木 こずえ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?