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『お願いだから帰ってきて!…      (/o\)…!!』 

私は今、小林晃様のお部屋にて、見守り隊+お話し相手のような寝かしつけ隊の任務についております。

このところ、元気過ぎて元気過ぎて… といった具合の晃様。
現在は歩行もできず、車いすでの移動となっておりますが、腹筋はもの凄くて、ベッドに寝ていても、腹筋を使って端座位に起き上がれます。
両腕の力も凄いです!

一時、食事でむせるようになり、現在はミキサー食になっておりますが、実は入れ歯を入れると羊羹の硬さの物も食べられるし、先日はクッキーも普通に手にもって食べていました。

やっぱり人って、好きなもの、食べたい物は、上手に食べることが出来るんだな~と感じる瞬間でした。

そんな小林晃様ですが、6月末に大事件が(;゚Д゚)!!

6月26日㈬。その日は、皆さんお楽しみの外出レク!
もちろん小林晃様もウキウキ!薄手のジャンパーを着て、帽子をかぶり、仙台うみの杜水族館へLet!go…と、元気に出掛けて行ったはずが!!!!!

ナナナント!意識喪失状態。無呼吸は1分おき状態。すぐに意識が飛び、
『小林さん!!しっかりして!!起きてよ!!目を開けて!!まだ早い!!』みんなで必死に声を掛け、体をゆすり、顔を撫でたり叩いたり。主治医の先生から指示いただき、酸素マスク装着と抹消からの点滴を。… 

少しずつ、呼吸が戻り、意識が戻ってきて…顔色も戻ってきて… 通常呼吸に戻りました。((+_+))

もちろん小林晃様は、看取り対応で了承はいただいておりますが、私たちが頑張った背景には、奥様と娘様に生きているうちに会わせたいという思いがありました。

たまたまその日は、昼からお二人が面会にくることになっており、用事を済ませすぐ近くまで来ておられたのです。

96才の小林晃様と90才の奥様。お二人を生きているうちに会わせたい一心の、大イベントとなりました。

お二人が面会に来られた時の晃様は、まだ夢の中状態でしたが、その日の夕方からは、いつもの元気な小林晃様に戻り、苦笑いの私たち(;^ω^)
私、本気でした。奥様に『生きているうちに会わせなければ!!』のこの思い!
必死のパッチ⁉って、このことですね(笑)

ラブラブ💕夫婦

小林晃様が、はるかにご入居いただいてから、もうすぐ1年。大腸がん末期の診断で、もはや数か月と言われていた彼でしたが、長くお付き合いいただいております。がん末期と重度の認知症の彼をはるかに受け入れた時、あの時の私の決断に賛否両論はありましたが、それでも私は間違ってはいないと自分を信じています。

ここ最近、大きな声でわめいたり、怒ったりが続いています。きっと体が辛くなってきているのでしょう。普通なら、『痛い』とか、『苦しいとか』とか、訴えることができるのですが、認知症のため上手く意思表示が出来ません。緩やかに病気は進んではいて、最終ステージに来ているのかもしれません。

毎日大騒ぎの小林晃様と、実の娘のように怒ったり、なだめたり、どうしようもなくて泣いてしまったり… 。そんな日々への終止符も、そう遠くない未来にやってくることでしょう。

出会いがあり、別れがあり…。お客様、皆さまの生きているこの時間を大事に、お迎えのその時が来たら、『はるかにお越しいただき、本当にありがとうございました。どうか、良い旅を…🌈』と、心からの御礼を。

私のはるかでの日常は、もう少し続きそうです 🌙…

うみの杜水族館
こちらもラブラブ夫婦
楽しい!!


皆さんの願い


素敵なご夫婦です


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