携帯販売員になるメリット・デメリット
メリット
携帯販売員として働く上でのメリットをお伝えします。
時給が高い
仕事を探すとき、特に気にするのが給料関係ではないでしょうか?
携帯販売員の仕事はほかに比べて時給が高い場合が多いのです。僕が派遣社員として働いていたときの基本給は月給18万円、残業1時間毎に1,300円支給されていました。
全体の給与幅の259~650万円と比較すると低めの年収であるという結果になっています。
ちなみに非正規雇用で携帯販売員になって、時給1,340円であった場合を参考にしていくらもらえるかをシミュレーションしてみます。
この時給で週5日8時間のフルで働いたとすると、月給は約21.4万円、年収は約257万円になる計算です。
さらに残業手当なども付くのでもう少し上がるかもしれません。
正社員に比べると低いのですが、非正規雇用として考えれば、ほかの業種と比べて高めだといえるのではないでしょうか。
一定条件を満たしていれば厚生年金などにも入れるので、良い待遇を受けることができます。
その分業務も大変で残業もあったりしますが、それに見合うだけの高い給料が出るので、人気があるのも頷けます。
大体の携帯ショップでは未経験でも受け入れてくれます。
それは、携帯販売員となったらまずは研修が入るからです。
だれでも一から学べるので、未経験でも働けます。
こうした体制が整っている場所は未経験の人には魅力と感じる部分でしょう。
ただし、この研修はショップや勤務地によってやり方が変わってきます。
務めるショップ内で研修が行われたり、どこか会場を借りての大型の説明会、中にはマニュアルを渡してあとは仕事中に先輩について学ぶ、というところもあります。
僕は先輩からマンツーマンで教えてもらいました。
未経験だからこそ最初の研修が大切になると思います。
制服貸与が多いので服装に困らない
携帯ショップでも家電量販店内にあるショップでも、その携帯キャリアのイメージがあるので、服装はだいたいスタッフで統一されています。
そのため、制服貸与となる店舗が多くあり、服装に困ることはないでしょう。
接客や営業の技術が身につく
接客業なので販売員としての接客技術が身に付きます。
まずはこの携帯販売員で販売経験を積み、ほかの販売員として働くことになってもそのスキルが活かされていくのです。
もう一つ身につくのが、営業力です。
この営業力とは、自社の商品をお客様へわかりやすく説明をし、良い商品と理解してもらって上で購入してもらうという営業技術です。
直接業績につながるようなプレゼンができるようになったりと、営業として必要な能力の向上にもなります。
お客様との接する機会が多いため、コミュニケーション能力なども学べます。
コールセンターのようなお客様と会話する職種や、企業でのお客様からの電話の対応でも役立つでしょう。
これらを携帯販売員として働くだけでスキルアップできるのであれば、新社会人や初心者にはうってつけの仕事と言えます。
携帯に関する知識が得られる
携帯ショップで働くので携帯に関する知識を増やさなくてはいけないのですが、最新機種や各携帯キャリアで出している特殊な端末(タブレット、時計型など)に関する知識なども増えていきます。
新機種についてもいち早く知ることができるので、携帯やスマートフォンが好きな人にとっては嬉しいメリットです。
普段は自分が使う分しか知らないであろう情報以外にも入ってくるので、自分が携帯を買い替える際にはそういった知識を活用してより自分に合う端末を選ぶことができるようになります。
デメリット
続けてデメリット部分を紹介していきます。
土日祝日に休みが取れない
販売店であれば多いのですが、休日は特にお客様が来店するようになるので、書き入れ時となります。
そのため、土日祝日に休みが取れず、平日休みとしている店舗がほとんどです。
もし、友人とよく遊ぶ人であれば休日を合わせづらくなってしまい、会える機会が減ってしまいます。
また連休をとることが難しいので、旅行好きな方には厳しい環境だと思います。
販売以外の仕事もしなくてはならない
業務内容でも話したように、販売以外の仕事があります。
さらに、販売をするために必要となる知識も加わると、覚えることが多くなってしまいます。
最初は覚えきれず、覚えるまでとても苦労する仕事と言えるでしょう。
クレーム対応をする可能性がある
お客様対応をするのであれば当然のことながらクレーム対応もやらなくてはならないときがあります。
ですが、この点に関してはあまり受けたくないということであれば直営店のような携帯ショップではなく、家電量販店内にある携帯ショップを選ぶことでクレーム対応をする可能性がグッと低くなります。
それでも、クレーム対応をする可能性はあるので、対処法を事前に教わっておくと良いでしょう。自分で対処できない場合は店長が代わりに対処してくれるので安心だと思います。
身だしなみに厳しい
制服が貸与されて服装に困らないとは言いましたが、髪型や髪色、ネイルについては規則があります。
その度合いはショップによって多少変化はありますが、いずれも控えめな色や髪型でと言われます。
明るい茶髪や奇抜な髪型、ネイルも派手な装飾をしてあると直すように指摘されるかもしれません。
店舗によって待遇が変わる
業務内容や服装などはだいたいどの店舗も同じではありますが、待遇はそれぞれお客様の状況や勤務地などによって変わってきます。
たとえば、交通費は全額支給か一部支給、残業時間の有無、保険の待遇などがあります。雇用形態によってもだいぶ待遇に差が出ます。僕とは違う派遣会社で派遣されてきた人は時給900円の人もいたら、1,100円の人もいたので、どの形態で働くかなどはとても大切です。
メリットでも述べた研修の違いも同じように言えます。
そのため、各携帯ショップで気になるところは都度確認しておく必要があります。