五右衛門風呂での秘密
観察記事の投稿寸前に大きな勘違いを発見😢
先週に倣って、魔法のタグ(#なんのはなしですか?) でごまかそうとしましたが、すんでのところで思いとどまり破棄しました😭
こんにちは、「時間を返せーーーっ」が口癖、
痛いおじさんこと「痛オジ」です。
初めての「#挨拶文を楽しもう 」、暴投してないかな~?
さて、生産性ゼロのショックから気を取り直して、
痛オジの真面目な痛い思い出です。
食事中はお避けください。
五右衛門風呂
小学生の頃、二つ下の弟、ヒロとよく一緒に風呂に入っていた。
自宅は、三軒長屋の真ん中、五右衛門風呂、ボットン便所の臭い香る借家。
風呂を沸かすのは兄弟の役割、かまどに薪と古新聞を入れ、燐寸で火をつける。
それだけでは薪に火が付かないので、着火剤の代わりにアースの殺虫剤を手動式ポンプでかまどに向け噴霧する。
噴霧液はボンッと音を立て、オレンジ色の火花のようにパッと燃え広がる。
続けてポンプを押し込むと、ボンボンと小さな爆発を繰り返しながら薪に火が燃え移っていく。
その様子はゆらゆらと舞う炎に手榴弾を投げ込むかのような危うさも感じられて子供の遊び心を刺激する。
かまどの中は火のエネルギーと生命力に満ちた小宇宙、ついつい見入って、気がつけばお湯がグラグラに沸いていることもしばしばあった。
一番風呂は兄弟、温度調節も兼ねて兄弟が最初に入る。
かまどに残火が残っているので、少々水で薄めても鉄の表面は熱い。
素肌が触れるとヤケドをするので丸い木の板(底板)を踏み沈めて入浴する。
小さな兄弟は、お尻、背中が鉄の釜に触れないように底板の上に中腰で向かい合うのでヒロの顔と向かい合う。
ヒロはお湯に浸かって気持ちよさそうだ。
リラックスしている顔を見ていると有らぬイタズラ心が頭をよぎる😎
「ここで屁をかましたら、顔面、鼻を直撃だな、屁ッ屁ッ屁ッ😎」
ヒロが慌てふためく様子を想像するだけで笑いがこみあげてくる😎
なんの鼻しですか?
ヒロは無防備に口を開けて目の前の兄を疑う素振りは見えない。
「そのままじっとしてろよ、屁ッ屁ッ屁ッ😎」
兄はしかける素振りを一切見せずに何気に踏ん張る。
「ふむっ、ふむーーーっ」
「アレッ、出ない」
臭いのつまった大きな泡が浮いて来るのを期待したのに調子がでない。
こんな時に限って、ガスの溜まりが悪いとは・・・
「ふむっ、ふむっ、ふむーーーーーーーっ」
「これでもかッ」・・・・・再度、思い切り踏ん張ると
「ニョキッ」
「アレッ?😳」
肛門に感じる微妙な違和感?
もしかして・・・・・😳
ぷかん、プカリ、プカプカ💩
向かい合った兄弟の間に、アーモンドチョコのようなかわいい物体が浮かんできた。
・・・・・😳
「うわー〜ーーーッ😱」
大声あげて風呂を飛び出すヒロ、
身震いして、いまにも泣き出しそうに見えた。
この不測の事態に兄(一五少年)も動揺した。
さすがにウンチはシャレにならない😥
イタズラのレベルを通り越してしまった😥
少し無理をしすぎたイタズラ心にお尻が根負けした😥
無理していいのはソ無理エだけなのに
残念ながら、当時の一五少年にその境界を見極めるだけの理性が備わっていなかった
-兄は弟をやさしく言いくるめる-
おい、泣くな
俺だって出したくて出したわけじゃない
こいつだって出て来たくて出てきたわけじゃない
本来出てくるべきやつが渋って、こいつが代わりに出てきたんだ
不測の出来事だ
ウンチはすぐにすくい出したからお湯はあまり汚れていない
この後、ばあちゃん、オヤジ(一五の父)、おふくろが風呂待ちしている
メシの準備もできてるし、わかるな、お湯の入替なんてできないこと
このことは誰にも言うなよ!
ヒロは涙ながらに兄の説得にうなずく
ウンチを排水に流して兄弟が出た後、ばあちゃんが入った。
しばらくして出てくると、
「あー、ええ湯やった、
温泉みたいやった😄」
温泉? 俺のエキスが効いたのかな🤔?
ばあちゃんの顔がいつもより茶色く、
少し香っているように感じた。
時は流れ、兄弟で一杯やると、よくこの思い出話しを持ち出された。
ヒロにとって幼少期の強烈な思い出として脳裏に刻まれ、
そして兄の人間性がイメージ作られた出来事だったのだろう。
そのヒロは5年前、娘の結婚式を間近に胆管ガンで亡くなった。
二人だけの秘密、ヒロは生涯、この出来事を口外することはなかった。
我家の仏壇の正面にはヒロの遺影、その後ろで両親の位牌が見守っている。
線香をたて、遺影の写真に手を合わせる。
あの時はすまなかったな
お前は立派に口の堅い信頼できる男だった
おかげで、あの日、俺はお仕置きも受けずに
おいしく晩飯を食うことができた
俺の人間性が疑われることもなかった
ありがとうよ
報告だが、近頃は無理してまでイタズラに屁をかますことはなくなった
無理する相手もいないし、出るときに自然に出すって感じかな
それどころか、だいぶ緩くなってるから、
下手に無理すると中身が出そうで危ない
ただ、くさいのが出た時は人に嗅がせたくなるよな
この前、便秘の時に出たのがたまらんほどくさくてね、
まるで肥溜め、我ながらうっとりしたよ
それが、たまたま、そばにいた家内を直撃してね、
あまりの臭いに彼女は悶え喚いていた
いや、思い切り腹をかかえて笑ったよ
ほんとにくさいのを人に嗅がせるって最高に楽しいね
笑いの極致だよ
そう、最近、家内に反撃されるようになった
ちょっとした時限爆弾の戦い
なかなかに敵の武器も強力でね
俺ほどじゃないけど、肥溜めレベル
喰らった俺は「やられた―っ」ってぶっ倒れて
あいつ、大笑いしてたけど、
俺も、笑った、笑った
長生きには笑いが一番って言うだろ
これやってるとお互いに長生きできそうだよ
また、近況報告するよ
母上のイタズラには気を付けろよ!
以上だ
★母のイタズラはこちら★
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