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おぼえていますか「めぞん一刻」

ご存じ高橋留美子御大の名作です。
アニメしか知らない方は、キャラクターの抱える闇の片鱗を漂わせる原作をお勧めしたいし、漫画しか読んでいない方には80年代バブルの時代を匂わせるアニメのまとめ方に感嘆して頂きたい。

なによりも当時は「うる星やつら」と同時期に、
別の世界を高クオリティで連載していたことが凄い!

「時計坂」という町にある古い木造アパート「一刻館」。5号室に住む浪人生の五代裕作は管理人としてやって来た若い管理人・音無響子に一目ぼれ。個性的な人々が集う一刻館の賑やかな日常。そして響子はテニススクールで知り合ったコーチの三鷹瞬からも熱心なアプローチを受ける。三角関係が、それでもドロドロとしないるーみっくワールド。

舞台は架空の時計坂という街。東久留米がモデルと噂されていた。

登場人物はそれぞれが際立った個性を持ち合わせ、非常識のかたまり。一刻館の住人の苗字には、居住する部屋番号と同じ数字が入っている。住人以外の三鷹瞬、七尾こずえ、八神いぶき、九条明日菜にも、苗字に数字が入っている。

アニメしか見ていない人は、2号室の二階堂君を知らない。四谷さんとバトルをする迷惑系だ。

唐突に完結篇だけ登場して「誰こいつ」になったんじゃないかな

アニメはそれなりに市民権を得たが、実写になると壊滅的にコケるのは、やはり原作のパワーが底知れないからだろう。

最近では、パチンコ機で物語のその後みたいなものを蛇足で追加されていたみたいだけど……

この「大団円」だけは崩したくない。

青年誌でやってのけた高橋留美子は、のちにビックコミック系でも大人の作品を描いたが、「めぞん一刻」の成功が基礎になったのだろうな。ちなみにサンデーでも継続して連載を続けられるのは、「うる星やつら」が基礎になったからだと思いたい。

夢酔は原作派!でも第1話の管理人さんはケバすぎた……(笑)