以前、書いたクマのこと
こんなの、覚えていますか?
三毛別事件。
どうしてこれを書いたか。その片鱗エピソードは、南信州新聞連載作品「満洲-お国を何百里-」で現在、滲ませています。
架空のエピソード。最北の村に、冬になるとやってくる人食いの白い熊。賞金首をつけた熊討伐に名乗り出た三人の人物。そのなかの一人は阿仁マタギからヒグマ撃ちに転向した初老の男。男の過去に、この三毛別事件を絡ませています。
物語も人物も創作ですが、バックボーンは時代の出来事を絡めているもの。いつもの手法です。
ヒグマ4大事件
最近のものは1970年。
いつ新しい事件が追加されてしまうものか、天候に左右される野生動物が人里に降りてくる昨今、ヒグマだって人間の味をDNAで覚えていると思いますから、ご用心あるべし、と。
ツキノワグマも最近では人食いがあるというしね。
南信州新聞連載「満洲-お国を何百里-」、読める方、どうぞ御贔屓に。