南信州の方へ、とどけ!
現在、「満洲-お国を何百里-」を描かせていただいております。
南信州新聞社さまには、紙面をいただけることに感謝しております。
そして。
目を通していただける読者がおられることに深く感謝しております。
そう、南信州の地は、感謝の地なのです。
はじまりの作品「やじより-松尾多勢子異聞-」。この作品が南信州新聞での初お目見えとなります。紙の本ではなく、電子書籍になりますが、薩長の勝ち組でもなく、徳川に殉じた負け組の物語でもない。ともすれば長州に寄っているものの、松尾多勢子の精神は国家という大きなものを意識していた。それは近代国家という新しい劇薬ではない、古来より日本人が大切にしていたもの。国学に基づく一本の柱。勝ち組は浮かれて大事なものを忘れようとしていた。品川弥二郎は松尾多勢子の存在あればこそ、足元を見失うことなく明治を建設できた一人と云える。
物語は幕末維新から明治までの、親子ほど離れたふたりの友情物語である。
南信州が戦国の中心点となった天正10年2月。
武田信玄により制圧されたこの地で息を潜めてきた知久氏。ふたつに分かれて再興をめざす。知久頼氏は徳川に属し、織田に与して、悲願である本領回復に臨む。信玄の存在に圧倒されてきた南信州は、その死によって意識を変えていく。その起爆剤こそ、徹底して武田に抗い続けた知久頼氏の存在だった。
「御所車-知久太平記-」。南信州新聞連載第二段にあたる戦国絵巻である。
つむぎ書房にて紙の本が発売中。
Amazonより2作品とも購入できます。
現在は「満洲-お国を何百里-」が連載中。
どうか、南信州の方々へ……届け、想い!
告知
5月27日(月)AM~昼頃。
飯田市の平安堂飯田店に夢酔行きます!
現在、こちらには「御所車-知久太平記-」が置いてありますが、当日は「Ambitious渋沢栄一青春譜」「頼朝伝」が並びます。
購入書籍のサイン入れも可能です。
平日ではありますが、お昼休みをご利用して、ぜひ平安堂飯田店までお出で下さい。
お待ちしております。
思えば南信州の読者と触れ合うのは、初めてかも知れない!