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日光における千人同心の拠点

八王子から日光へ、片道3泊4日の旅で勤務した千人同心。半年滞在する拠点は、現在、住宅地のなかにある。

日光市史にある火の番屋敷平面図
現代の地図に照らすと、おおよそ「和ランチの店・近藤」あたり。


近藤さんは予約制お昼限定。まあ、住宅経営のお店です。
お庭の端々にある稲荷や灯篭等はいつからのものか不明とか。
当時の名残なら、江戸時代からのタイムカプセルみたいな気になります。
そんな都合のいい話ならいいですけどね。
すぐ北側、大きな道を挟んだ場所にあったのが、日光奉行所。火の番屋敷のほぼ正面です。
屋敷の南、大谷川へ下ったところの浄光寺にある防火隊碑。

世界遺産が今日まで残された功績を担う千人同心を、ときには思い出し公徳を思ってください。

西多摩新聞連載作品「千人同心がゆく」
次週、最終回!