「満洲」特別編公開
夏の特別編に続いて、秋の特別編。
今回の主人公は、沖田みつ。そう、あの沖田総司の姉です。
大河ドラマ厨や三谷幸喜厨は、すぐに沢口靖子を連想してしまいますね。そもそも、あの大河ドラマの描き方も、創作。
沖田総司が亡くなるとき、みつは家族で庄内におりました。夫・林太郎が新徴隊だったから、奥羽戦争に参加していたのです。
みつは明治の終わり頃、三男のもとへ身を寄せるため満洲へ赴き、そこで生涯を終えております。勿論、その足跡も事跡もない、一般婦女子の晩年ですから、そこは創意工夫を足さなければ物語にもなりません。
こちらの号で井上源三郎資料館館長・井上雅雄様とコラボで、井上家と沖田家の密接な家族構成を紹介しました。
今回の「満洲」は、異色の、幕末維新の紹介があります。
しかも、下伊那が松尾多勢子を代表とする勤皇のお土地柄にも関わらず、大胆にも徳川の先兵たる新選組に寄った特別編になります。
チャレンジャーだな、夢酔。
当然、これまでの夢酔作品で描いた新選組縁者(主に明治以降)の登場が意識的に存在しています。日野の人がこれを読んだら、喜んでくれるかな。
これまで手掛けた、新選組の登場する夢酔作品。
この世界と、「満洲」のコラボ。
時は日露戦争後、明治末期までの、沖田みつの物語!