45年前の8月4日に劇場公開された……
昭和の夏休みはね、8月になると映画館に青い顔をした宇宙人が地球を責めに来る作品で子供たちを楽しませるというジンクスがあったのだよ。
全部、松本御大が絡んでいるのだけど。
45年前、日本中で熱狂的になった映画があった。青い顔の代わりに、顔にはメーターがついていた。ミステリー列車も国鉄が走らせ、この年の邦画収益第一位という記録を達成した、夢の蒸気機関車。
もう、能書きはいらない傑作。
冒頭から城達也のナレーションに酔う
少年の旅立ちに胸を躍らせる
英雄たちに心震える
連載途中で正体も終着駅もしらないのに描かれる衝撃。金田原画とりんたろう透過光の映像美。
別離とあらたな旅立ち。
そして、神名曲。
100点満点のこの映画以上の、ロードムービーはないと思う。
当時、映画に感動して、国鉄に乗って家出をする若者もいたという。それほどの影響があった。
なんか、続編はいらないくらいスッキリしていた。
いらなかった。
なければ、普及のオンリーワン映画だっただろう。
製作総指揮 - 今田智憲
企画・原作・構成 - 松本零士
企画 - 有賀健、高見義雄
脚本 - 石森史郎
作画監督 - 小松原一男
美術監督 - 椋尾篁・窪田忠雄
音楽 - 青木望
主題歌 - 「銀河鉄道999」 / 挿入歌 - 「Taking off」
作詞 - 奈良橋陽子、山川啓介
作曲 - タケカワユキヒデ
編曲 - ミッキー吉野
歌 - ゴダイゴ
監修 - 市川崑
監督 - りんたろう