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頭を打つ前に気づくことが大事(不合格になってから気づく愚を避けよう)

<アプデ感想>

受験生の皆様、2025年度の中学受験、お疲れ様でした。

下記は2016年2月の記事です。もう約10年ほども前ですが、若かりし僕はすでに哲学視点に立っています(笑)
痛い目にあう「前」にわかる方と、痛い目に「あわないと」わからない人間の2種類はいると思います。できれば、不合格、という結果になる前に、受験勉強や定期テスト勉強をつうじて自分の弱さや欠点などには気づいてほしいな、と思います。

また、不合格、という残念な結果であった場合も、親子ともに反省する機会と捉えれば、また今後に大きな成長があることでしょう。
現在受験学年の方は、とにかく全力を尽くしていくことが大事です。定期テストが近い方は、まずはそれに全力でぶつかって、才能の多寡を知りましょう。



<以下本文>
 さて、もうすぐ中高生の方は学年末テストがあると思います。やはり定期テストを一回一回の過ごし方が最後の大学受験につながってきます。

 このブログでは何度もお伝えしているように、やはり2週間前くらいからテスト勉強に入り、毎回に全力を尽くしていくことが大事です。できれば、中学の間は主要科目だけでなく、他のものも教養として頑張ってみるのがよいと思います。

 毎年の入試では、「落ちてから」大きな成長をする子が結構います。落ちて、やっと「がーん」となって、いろいろと気づくのです。それまでの勉強の甘さ、直前期でもサボってしまう弱さ、なんとなく現実から逃げようとしていた臆病さ、などなどに気づきます。

 僕からすれば、そのようなことにもパターンが見出されており、「この子は本番弱そう」とふと不安がよぎるケースも意外と多いです。

 そこから、大きく成長できた子は次に結果も出していくことでしょうが、3年くらいたつともう忘れている子もいますね(笑)

 ただ、これは、別に落ちて「から」気づくべきものでもないと僕は思っています。
 精神的に成熟している子は、年齢に関係なく、「落ちた」時にこうなるだろうな、というのが前もって想定できていて、しっかりと直前(半年から1年くらい)も頑張れているのです。
 そのような想像力があるのです。だから、国語もできたりします。

 つまり、ある子にとっての「落ちたからこその学び」をもう、その前の模試や普段のテストですでに感じているのです。
 それは入試と同じくらいのボルテージで模試などを受けている証拠で、入試本番の時には、その「学び」はもう卒業できているので、やっぱり落ちないし、実力通りの学校に受かっていきます。

 落ちなければわからない、ということがあるのも事実なのですが、やはり毎年のように真剣に戦う受験生とそうなれない受験生を見ていますと、「縁」ともう一つ「(人生経験としての)学び」の影響を感じてしまいます。

 一生懸命やって落ちたら、自然と泣けてきます。弱小野球部でも一生懸命やっている子は、夏に負けると泣くものです。この涙が大事であり、最も人生に生きて(活きて)いくものだと僕は思っています。

 そのようになると、しばらく立ち直れないくらい落ち込んだりすることでしょう。(親御さんの方がそうなっているかも? それはいけませんよ、親御さんは落ちた子を励まして、笑)
 ただ、そうなれる時点で、その子は素晴らしい何かをすでにお持ちだと思います。

 ただ、長年見ていますと、それがない子が大半です。それはやはり、限界まで努力しておらず、甘さがあったのかな、と思います。そこの何か、に気づかないので、「不合格」という形で気づかされる、とは考えられないでしょうか。

 少々哲学的ではありますが、僕はそのようなことを毎年感じています。つまりは、入試に落ちた時のことを想定して、普段の模試や練習を真剣にやっていれば、すべてがうまくいくと言えるのです。

 僕自身は毎回自分なりに真剣にやっているので、なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのか、を(2カ月くらいにわたって、笑)悶々と分析しています。
 「(そのようになるって予言して)言うたやーん」ということがあまりにも多く、その辺をどうやって伝えればいいのか、が今の課題です。


 ま、とりあえず皆さんは、目の前の大きめのテストに全力を尽くしてみてはいかがでしょうか。何かをちょっと我慢してみるとよいと思います。

 いつも読んでくださってありがとうございます。

本家お受験ブルーズはこちら https://ameblo.jp/jyukuko/

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