鬱病、鏡越しにバレる
例の如く、週4でジム通いに励む夏の日のこと。
いつも有酸素からトレーニングを始めるのだが、有酸素は15分くらい追い込むため、基本的に芸人さんのラジオを聴くことが多い。
月曜日→川島さんのねごと
火曜日→紅しょうがの好きずき
水曜日→ロバート秋山さんの俺メモ
木曜日→あちこちオードリー
金曜日→ビスブラのBBBSR
土曜日→さらばのYouTube
日曜日→マユリカのうなげろりん
というラインナップなのだが、先日悲劇(喜劇)が起こる。水曜日だったので、ロバート秋山さんの『俺のメモ帳』を聴きながら心拍数170で有酸素をしていた。リスナーがアカペラで歌うビリージーンが面白すぎて、笑い声を立てずに正面の壁を見つめてニヤニヤしていたのだが、盛大に口角を上げた瞬間に、床のマットレスでストレッチをしていた男子高校生と鏡越しに目があってしまった。
Coolingでペースダウンする間、『この場合、どんな表情でマシンから降りるのが正解か』という問題がずっと頭を駆け巡っていた。散々熟考した結果、澄まし顔でレッグプレスに向かう私。
「ちがうんだ!俺メモのリスナーがおもしろすぎるんだ!ほら、自分も聴いてみて?これは流石に笑うっしょ!」と必死に彼に言い訳をしたかったが、勿論成人として彼を更に恐怖に陥れるような真似はできない。
彼がいつか俺メモに辿り着き、ニヤニヤしながら有酸素する人間の気持ちに気づいてくれることを心から願っている。
明日も自分に優しくできますように。