試験から10日過ぎて

11月10日に照準をあわせて、文字通り死力を尽くした試験が終わりはや10日。 時間が出来るたびに、大手予備校数社が発信している試験総評をいくつか聴いていました。

この数年間、行政書士試験の合格率が10%を超えている年が続いていて、その理由のひとつとして次のようなことが言われています。
インターネットの普及に伴い、無料で試験対策のための情報が格段に得やすくなったと。 

確かに、各予備校の先生方が配信しているYoutubeを見ていた際「えっ、そんなこともタダで教えてくれるの?」とびっくりします。 経験豊富で魅力あふれる先生方が無料の動画で「今年はココが大注目!」と熱弁を振るっているわけですから、それを上手く活用出来る人にとっては、ありがたい環境が整っているわけですね。

私は試験勉強中には「よそ見をしない」と固く決意しており、お金を出した動画講座以外は一切見ませんでした。試験が終わって改めて、自分の苦手分野を潰したく他校の先生の講義動画を見ようと思い、動画をいくつかハシゴしたところ…。

どの先生の講義も面白くて、目移りしまくり(爆)
あれも、これも、とおすすめされるものを次々と眺めて、気づけば3時間過ぎていまして、
「試験勉強中にこれしなくて良かった〜。」と胸を撫でおろしたものです。

予備校の講師陣は「受験生を合格させる」というミッションの元、動画の組み立ても相当神経を使っているはず。 伝えるべきことが最大限に伝わるよう、編集にも力を注いでいます。 人前で喋ることが仕事なので当然、生配信もお手の物。

そして喋っているのは一人の先生ですが、その動画が世に出るまでに何人の人関わっているのか? 30分の動画を作るのに、一体何時間掛けているのかな? という視点で予備校の講義動画を見てみると実によく出来ているのが分かります。 それがタダで手に入るのですからね。

それから、独学で合格された方の勉強法もいくつもYoutubeに上がっています。 自分のモチベアップにそういった動画を見るのは全然アリだと思いますが、その方の勉強法を鵜呑みにするのは大変危険です。何故ならば、再現性が数値化出来ないから。
「出来る」と「人に教えられる」は全く別物です。

余談ですが、今年の試験問題を引っ張りだして総評を見るたびに
「私、ホントにこれ問いたのよね〜。 今やれと言われたら絶対無理やわ」
と思っています。 

全集中ってこんな感じ?

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