【キャリアコンサル 始動】”じぶん”のこと知ってる?
■カドベヤエージェントの橋本です
こんにちは。カドベヤでエージェントを担当している橋本です。
30代前半に若手としてカドベヤに入社した私も、もう古参社員に…
時がたつのは早いものです。
さて、Webクリエイターが集うカドベヤですが、私を含めたエージェントのメンバーも所属しています。普段採用やサポートを行うエージェントの立場から、クリエイターとはまた違った視点のお話しができればということで…
今回のテーマは『キャリア(キャリアコンサル)について』です!
今年の1月にカドベヤでも「キャリアコンサルティング窓口」開設をしたばかりなので、「そもそもキャリアコンサルって?」というところを中心にお話しします。
■キャリアコンサル資格取得☆
私がエージェント部に配属されてから約9年間、これまで採用面接や社員1on1等の場で、たくさんのWebクリエイターの話を聞いてきました。
特にクリエイター独自のキャリアを辿っていくのは、ちょっと私の趣味的なところもあり大好物でして…(笑)
で、それ自体は、本当にたのしいのですが、この”聞く”ということを通して、より体系的なスキルやコミュニケーションを自分でも身に着けたいなぁと思うようになり、2021年に『国家資格・キャリアコンサルタント』を取得しました。
その勉強をしていく中で、”キャリア”を考える面白さ・奥深さにハマっていったという訳です。
■あなたのキャリアは?
ではなんで、いまキャリアを考える必要があるんでしょうか?
昨今、IT化・グローバル化・少子高齢化といった社会環境の変化や、ワークライフバランスといった個人の価値観の変化もあり、キャリアは、ひと昔前のような「新卒入社の企業で定年まで勤めあげることを前提に、企業が先導したキャリアを築いていく」というものではなくなってきました。
今では各個人が「自分の価値観・職業観・人生観をベースに、自身でキャリア形成していく」ものになっています。
働き方も生き方もますます個別化・多様化していく中で、キャリアを見つめなおす機会も、今後ますます増えていきます。
ただ、そんな中「あなたの価値観は?あなたのキャリアとは?」と問われても、考える機会自体が少ないので、「よくわからない…」という人がほとんどだと思います。
で、それをサポートする役割として、キャリアコンサル資格が誕生したと、簡単に言うとそういう訳なんです。
…と、つらつらと書きましたが、まず私が言いたいのは、
”じぶんのこと(自己概念)を知る”のはたのしい、ってことです。
意外と自分ひとりでは気づけないこともたくさんありますからね。
■キャリアコンサルとは?
では、みなさんは「キャリアコンサルを受ける」となったら、どんな時間をイメージしますか?
社員にも聞いてみたところ、いろんなイメージを話してくれました。
「進みたいキャリアについて適切なアドバイスをしてくれる」
「あなたにあったキャリアプランをご提案しますよ的な?
…自分としては”正直ウザい”けど(笑)」「将来設計等のプランを作らされる」
「そもそも、会社付きのキャリアコンサルタントのイメージはない。
普通は離職時とかのハローワークで?」
などなど
おそらく、皆さんもそんな感じだと思います。
ただ、実際のキャリコンはちょっと違うかもしれません。
「短時間ですんごいアドバイスをバシバシ受けられる」
「自分のプランを作成・修正してもらって、正しい方向に進める」
「お金になる・習得すべきスキルを教えてくれる」
みたいなイメージで窓口に訪れると、ほぼ期待には沿えないと思います。(アドバイスやプラン中心のコンサルは、どちらかというとキャリアアドバイザーとか、転職を薦める人材サービス会社のカウンセリングのイメージですかね…。)
一番違うところは、矢印がどこに向いているかということ。
「●⇨〇」ではなく、「●〇⇨」のイメージです。
・・・ん?わからない(笑)?
要は、キャリアって、キャリアコンサルタントのアドバイス等に導かれて決まっていくような受け身的なものではなく、
”じぶんで考えて、決定していく”主体的なものなんです。
実際、キャリアコンサルの倫理基準の一つに「自己決定権の尊重」というものがあり、あくまで決めるのは相談者自身で、キャリアコンサルタントは自分の考えを押し付けることはしないんです。
(もちろん、キャリアに関する理論や振り返る方法なども学んでいるので、
そういうお話はできると思いますが。)
なので、キャリアコンサルタントはあくまで、
「相談者のお話を聞きながら、一緒に考えていく存在」
だと思っていただけると幸いです。
キャリアについて身近に話せる存在として、社内キャリアコンサルを活用してもらえたら嬉しいです。
ということで、まずはキャリアコンサルのざっくりイメージを掴んでもらえたところで、今回はいったん終わりです。
では、また〜!