【読書記録#10】壇 俊光『Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 』
Winny事件の弁護団事務局長を務めた壇さんが自身のブログの記事をまとめた本。
Winny事件がメディアを騒がせていた頃、私は小学生〜中学生ぐらいであったが、何となくよく知らずにメディアが流す表面的な論調を間に受け、「Winny=何か悪いもの」というイメージを持っていた。
それ以降、とくにWinnyという単語に触れることなく生きてきたが、最近Winny事件を題材とした映画でWinny開発者・金子勇を演じた東出昌大のインタビューを見た。
そこで語られる金子勇はとても魅力的であり、より詳しく知りたいなと思っていた矢先、kindleで本書がレコメンドされたため、即ダウンロード。
読めば読むほどWinnyのプロジェクトを頓挫させたこと、そして金子勇という天才が自由に開発ができなくなったことは国家の損失であったと強く感じた。
テクノロジーに対して寛容な社会であることを望む。