【読書記録#14】宮島未奈『成瀬は天下を取りに行く』

「本屋大賞」の文字と表紙のライオンズのユニフォームをきた少女に興味を惹かれ購入。

主人公は自身の興味の赴くままにあらゆることに挑戦をする少女成瀬。
成瀬の中学から高校までの過程を友人からの視点で描かれている。

爽やかで真っ直ぐな物語だった。
本当は成瀬のように真っ直ぐに生きたい、けど実際にはそうは行かないもどかしさを抱えているからこそ、成瀬に惹かれるのだろうか。
真っ直ぐに生きるには強さがいる。周りに迎合しない強さ、興味があることに即挑戦できる強さ。それらを成瀬が持ち合わせ、しなやかに自分の人生を生きている様は魅力的だった。

是非、実写化したゼゼカラ(成瀬と友人が結成した漫才コンビ)の漫才が観たい。

ちなみにライオンズのユニフォームなのかは冒頭の物語ですぐ理由がわかる。
「山川」っていうワードがでてきたから、「あっ…」と思ったりも。

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