【読書記録#18】ロバート・A・ハインライン『夏への扉』

ハインラインといえば、個人的には「月は無慈悲な夜の女王」だけど、ハインライン初心者にはあの厚さは少し怯んでしまった。

本書は何故か日本で特に人気が高いらしい。

一言で言ってしまえば、タイムトラベルもの。
親友と恋人に裏切られ、自身の発明まで奪われた技術者が主人公。
主人公が未来へ行き過去に喪失したあらゆるものを取り戻す物語。

少し古めのSFを読むと毎回感じるが、なぜ4、50年前にここまで技術的な解像度が高い物語を紡ぎ出せるのかと驚嘆してしまう。

今度山崎賢人主演で実写化されるらしいけど、国と時代が全く異なる本書の物語をどう表現しているのか気になる。

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