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辺見ちゃん投げキッスして!愛も狂気も大漁♡職質必至のニシン漁師“純愛”ラブストーリー♪

ゴールデンカムイにて我らに「純愛」という言葉の意味を身体を張って伝えてくれた”愛の伝道師”こと辺見先生の大特集回です!
それでは、変態の神!現代にいれば職質不可避!そんなかわいいかわいい辺見ちゃんの魅力に今宵迫っていきましょう❤️

<異質な美学を持つ辺見ちゃん>

辺見の変人エピソードを語るには、独特な「美学」に関する内容は外せませんよね。弟をイノシシに食い殺されるという凄惨な光景を目にしたことで強いトラウマを植え付けられた辺見は、極めて倒錯した性癖を持つ様になりました。それが彼の“狂気人生”の始まりといえます。辺見は「死に抗う姿」を“美しい”と感じ、自身も壮絶な死を迎えたいと願うようになりました。

<死に対する偏愛> 

辺見は他者を殺しながらも、自分も「美しく殺されたい」という狂気的な欲望を持っています。この異常な二面性は、彼が各地を放浪しながら100人以上を殺害する理由でもあります。ですが、殺害の背景には常に「誰かが自分を殺してくれるはず…」という強い願望が隠れているのが本音です。そして、彼が選ぶ死者の遺体には必ず「目」という文字を刻み込まれているのですが、 。

<ニシン漁と明治時代の背景>

 実は今回、辺見愛が強すぎる筆者が現地に赴き、聖地巡礼をして参りました!!👏
そして取材として、小樽鰊御殿の御三家であった茨木宅(旧茨木輿八郎番屋)に勤務されているHさんに、鰊御殿の歴史についてお話を伺いました。ちなみに冒頭で紹介した、ニシンの粕を砕いた「ニシン粉」を嗅げるコーナーがあったのですが、かなり独特な香りがしました。個人的には苦手な香りで悶えてしまいました…😭

Hさん自身は幼い頃から“鰊漁”の話を学校の授業や身内の方を通して自然と学んでおり、饒舌な語り口で、室内にあったパネルの内容を解説してくれました。

ニシン漁は、明治時代の北海道経済を支える一大産業で、特に小樽はその中心地として急速に発展しました。江戸時代の末期から明治にかけて、ニシン漁は地元に莫大な富をもたらし、好景気に沸いていました。漁業は大規模で、地元の漁師のみならず、全国から労働者が集まり、季節ごとにニシン漁に従事していたのです。

漁は大掛かりで、30〜40人の漁師が協力して膨大な量のニシンを引き上げていました。漁師たちは網を海に投げ入れ、魚を捕らえる係と、捕獲したニシンを陸へ運ぶ係に分かれて作業を分担していたそうです。

さらに、ニシンが産卵期に起きる放精によって海が白く濁る現象、「群来(くき)」も発生しました。この現象は、ニシンが大量に集まった証拠で、群来が見られた場所では豊漁が期待されました。このキラキラと光る海を見て、漁師たちは次の漁に備え、活気に満ちていたはずです。「煌めきます」の名言はここから来ているかもしれませんね。

獲れたニシンの約9割は「ニシン粉」として肥料に加工され、全国の農業に供給されました。残りの1割でさえ、食用として十分な量が確保できたほど、当時のニシン漁の規模は膨大なものでした。

<なぜ辺見は冬の時期に小樽に?>
さて、辺見がなぜ10月から3月という寒い時期に小樽を訪れ、 。答えはシンプルで、この季節は漁が最も盛んであり、全国から季節労働者が集まる時期だった為です。
彼が殺害目的でこの地を選んだ可能性も高く、人混みに紛れ込むための理想的な隠れ蓑として小樽の漁村が選ばれたのではないか、という説が有力です。北海道の黒く荒々しい海が彼の、◯したい欲を増長していたのかもしれませんね。

<辺見のアイドル性?> 
そして、辺見はその奇抜なキャラクター性から、多くのファンに愛される存在となっています。彼のエキセントリックな言動や、杉元に対する恋心にも似た感情は、一部のファンからは「愛されキャラ」として親しまれています。「辺見ちゃん」という愛称が広まるのも、その裏表の無さや純粋な狂気が、逆に彼を魅力的に感じさせているからでしょう。

<杉元との純愛ラブストーリー>
辺見和雄の最大の見せ場といえば、やはり杉元との出会いです。彼が杉元に感じたものは、単なる殺意ではなく、まるで運命の人に出会ったかのような「愛」でした。「この人に殺されたい」と強烈に思い、「この人を殺そう」と同時に決意するその瞬間、彼はまさに恋する乙女のようでした。 
杉元に対する感情は、殺人衝動という枠を超えて、純愛のように描かれています。辺見が杉元を見つめる時の表情は、赤面していて、まるで片想いをしているかのように見えます。
そして、二人がついに対決するシーンは、ラブストーリーのクライマックスのように感動的です。辺見はついに自分の願いを叶え、杉元との運命的な結ばれ方を迎えるのですが、そこには強烈なラブコメの要素が含まれていて、他の作品では考えられないような展開に心を奪われます。

今回の解説は以上です、いかがだったでしょうか?結局のところ、『ゴールデンカムイ』において最もピュアな恋をしていたのは、辺見和雄だったのかもしれませんね✨

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・(C)2024 WOWOW映画「ゴールデンカムイ」公式サイトより
・©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

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