放送大学で講義受けてみた
2024年9月より放送大学の科目履修生になった。さっそく授業を受けてみた。
英語で「道」を語る
この講義はテレビ配信なので、動画が見られるのが大変良い。第一回の内容にも「人間の経験を言葉だけで表すことは直感的に無理だとわかるが、それを言葉で証明できたら、命題の反証になってしまう」という矛盾について語られていた。本来は道(茶道、華道、武道といった「道」)というテーマを考えると理解を深めるためには何か〜道の修行をすべきところだが、少なくともテキストだけで学ぶより動画も見たほうが道について多少は見識が得られるように思われる。例えば第二回の茶道についてでは「にじる」ってこういうことかーなどといった、動画があることによる学びがたくさんあった。
私にとっては「英語で」より「道」のほうが難解かつ学びが多い。もちろん英語も凝った構文で小難しい単語が次々出るので厄介なのだが、だからといって仮に全編日本語でも難解なことには変わりないだろう。
法学入門
講義についてではない、個人的な感想を述べる。私は外国人とずっと仕事をしている。彼ら彼女らは母語ではなく日本語で日本人の取引先とやりとりして日本語で行政機関に出す書類を作って仕事をしている。私は母語である日本語だけ使用して働いてる怠惰な人間である。日本で働く外国人に日々尊敬の念を送っている。法学入門の先生は李鳴教授という中国ご出身の方で日本で大学院を出て弁護士をされている。彼女の中国語のアクセントが感じられる日本語での講義を聞くと、私ももっと頑張らねばという気持ちにさせられる。日本人が日本語で講義を受けているのに、難しいとかどうとか言うのは甘えだと仕事でも感じている感覚になる。つまりこの講義内容は難しいのだが、そんな泣き言を言うのは恥ずかしいので控えることにする。ラジオではなく動画配信にしてほしいなどといったわがままも言わないことにする。
以上講義の視聴をそれぞれ第二回まで進めた感想である。11月までに一通りの視聴を終えて、それ以降は復習の作業に入りたいと考えている。