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なんでIOチェックとよぶのかを今一度考えてみたい

PLCの入出力に、センサーとかスイッチとかの配線が正しく行われているかを確認する作業をIOチェックとよびます。

PLCの入力をパソコンでモニターして確認することが多いです。出力の確認は装置が急発進しかねないからとか通信しないといけないからとかいった理由で最近はあまりしません。というかあまりできません。
そういう場合はせいぜいランプの点灯ぐらいで終わり、後の工程で動作確認をします。

Outを端折ることもあるのにみんなIOチェックとよびます。入力チェックといえばいいのに。

Outが端折られる(というか後回しにされる)背景のひとつに、前述しましたとおり通信ありきの機器構成が多くなってきたことが経験上考えられます。
ただのシリンダーとか電磁開閉器だけならOutも確認できますが、このごろは動かすためには通信を確立させる必要がある構成が多く、ひどい場合はあまり考えず通信ケーブルで繋がってさえいればいいんでしょ的な考えでごりごり形にして試運転になってはじめて「アドレスってどうやって設定するんだろ」とかいう話が出てきたりします。

図面にディップスイッチの設定表が載っていたりするときの安心感は半端ない。合ってるかどうかは別として、そういうの考えて設計してくれてるんだなと伝わってきます。

なんといってもIOチェックは試運転の一発目。ここで躓くようでは先が思いやられるというものです。
通信に悩むことなく、ぱぱっと立ち上げてスムーズにOutまで確認出来るようなIOチェックにしたいですね。

得てして、初手でコケる現場は最後までうまくいかないもんです。


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