附属幼稚園はなぜ廃園の方針となったのか読み解く。
廃園の方針となった理由は?
廃園の方針の資料はこちら
園児の減少
保育ニーズの高まり
幼児教育の無償化
支援が必要な子供の割合増加
運営費の増大
幼児教育の実践と提供が困難
なるほど。大まかにわけると4つの理由になりました。
それではその理由に対して対応はしたのかな?そして責任の範囲はどこにあるのでしょうか?
園児の減少に対しては?
保育ニーズの高まりに対しての対策
附属幼稚園の職員は何をしてきた?:プレ保育・預かり保育を提案し実行した(お金がかからないように工夫しながら)
教育委員会は何をしてきた?:何もしていない。
(私たちが考える対策:ニーズ調査を行う。3年保育にする。バス通園にする。給食にする。認知してもらうため広告を打つ。私立並みのホームページクオリティーに仕上げる。公教育ならではの質のアピール)
幼児教育の無償化に対して
附属幼稚園職員は何をしてきた?:公立・私立が値段で比較できなくなった代わりに教育内容やサービス内容、知名度で選ばれるようになる。
附属幼稚園は教育の質を高めるために実践と研鑽を続けている(※詳しくは別資料)
預かり・プレ保育の実施(お金がかからないように)
療育施設と密な連携で支援児にきめ細やかな対応。教育委員会は何をしたか?:何もしていない。広報による入園案内が私立幼稚園が先発で附属幼稚園が後日に載るという謎ルール。
(私たちが考える対策:広報の公立・私立の募集案内を同時期にする。
付属幼稚園ならではの教育の質のアピール、預かり・プレ保育のさらなる充実(予算を増やす)
支援が必要な子供の割合増加に対しては?
・付属幼稚園職員は何をしてきた?: 私立幼稚園に入園を断られた、または退園を促された子供を受け入れてきた。インクルーシブ教育を研修を通して実践している。養育施設と密な連携。
・教育委員会は何をしてきた?:何もしていない。
運営費増大に対しては?
附属幼稚園職員は何をしてきた?: 費用が膨らまないように工夫して預かり保育・プレ保育を行ってきた
教育委員会は何をしてきた?: 何もしていない。
幼児教育の実践と提供の困難に対しては?
・付属幼稚園職員は何をしてきた?:多様性のある中で、一人ひとりを大切にした教育を行っており、少ない人数の中で年長・年中児の合同保育を増やし(合同にすると23人)集団の過ごし方に変化をつけている。
※附属幼稚園の実績の資料
・教育委員会は何をしてきた?: 市内に附属幼稚園の教育を提供(還元)した実績など明確な資料がないのでわからない。
廃園の方針を読むと附属幼稚園の努力不足に見えちゃうけど、そんなことないのよ。附属幼稚園と教育委員会の責任の所在を明らかにして対応して修正していこう。
逆に廃園の方針から見えなかった部分
附属幼稚園が支援児の受け皿となっていた事実。 保護者の声
附属幼稚園の実績。 附属幼稚園の実践例
支援センターと附属幼稚園の役割が見えてこない。
北部地域の私立幼稚園の充足率。
廃園にした場合、私立幼稚園は支援児に対する教育の質は担保できるの? 公立幼稚園と私立幼稚園の管轄の違い
流山市の公教育はどうなってしまうの?
廃園にしたら市の負担は軽くなるの?
教育委員会が努力してきたことって何?
園関係者・地域住民への説明会は開催するの?
今年度に制定された流山市多様性を尊重する社会の推進に関する条例に逆行している。インクルーシブ推進の逆のことが行われている
廃園方針の前提となった幼稚園協議会では何が話し合われていたのかな?
支援センターと附属幼稚園の今後の在り方を考える幼稚園協議会では当然に現状の確認、課題の整理と今後の対応が話し合われる場であると考えます。
その作業をしないと未来は語れないと思うのです。
では実際に幼稚園協議会ではどのようなことが話し合われたのでしょうか?
教育委員会は幼稚園協議会に諮問(しもん)します。
諮問書から見えてくる問題は支援センターの機能不能と入園児の減少だけだと思う。
なぜなら附属幼稚園は架け橋期教育や支援児・外国籍・すべての子供に対する教育の質を保っている、国の幼児教育の変遷に対応しているから。
国の求めている幼児教育の在り方そのままです。
なぜ問題が見えてくるか?私たちは現状を把握しているから。
幼稚園協議会では附属幼稚園の現状を説明できる人はいませんでした。
そして、支援センターの機能不能と入園児の減少を真の課題とし深く考えるようなことはありませんでした。
このため廃園の方針になってしまったのです。
課題に取り組んでから決めるでもよくないですか?
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