見出し画像

⑤抗がん剤治療入院1日目の記録 〜気づき〜

年末年始は癌のことをあまり考えず、普通に、いつものようにゆったりと過ごしました。年始のお酒も少しいただきました。

そして、抗がん剤治療のための入院(2泊3日)が始まりました。初日は様々な医療スタッフとの面談で、治療に向けての準備の日となりました。

朝10時、最初に訪れたのは看護師さん。
入院中の連絡先や健康状態の確認に加え、化学療法についての説明や、がんに関する相談窓口の案内をしていただきました。

その後、薬剤師さんが来室。
現在服用中の薬やアレルギーの有無を確認し、治療薬にアルコールが含まれているため、お酒を飲んだときの体質(顔が赤くなるなど)についても質問がありました。
私からは家族に糖尿病の方がいるため、化学療法による糖尿病発症の可能性について質問しましたが、明確な回答は難しいようでした。

昼には主治医が来診。
明日の治療を控え、不安や疑問がないか気にかけていただきました。

その後、再び薬剤師さんが研修中の薬剤師さん2名を伴って来室。
治療で使用する注射薬の作用や副作用、異変を感じた際の対応について丁寧な説明がありました。
また、体温や血圧、体調を記録する「自己管理ノート」も受け取りました。

午後4時には担当医師も様子を見に来てくださり、主治医同様に不安や疑問点を確認してくださいました。

大きな病院ならではですが、各職種の方々が それぞれの専門的な立場から同じような内容を確認し、説明してくださいます。
これは役割分担の明確さと、若手医療者の育成という病院の使命も含まれているのだと理解しています。私たち患者も、入院時の同意書でそれを承諾しています。

そして、この入院初日で私が最も心に刻んだことは、がん治療というものが決して受け身であってはならないということです。
ただ医療従事者に全てを委ねるのではなく、医療チームと共に横並びで歩み、その中心には患者である自分自身がいるのだと気づかされました。

優柔不断な性格の私にとって、これは大きなチャレンジとなりそうです。
それでも、医療スタッフの皆さんの説明をしっかりと理解し、自分自身で納得しながら、この治療に向き合っていこうと決意を新たにしています。


※この記事は、私の闘病の記録として、また同じような状況に直面されている方への情報共有として書き記すものです。

ただし、以下の点にご留意いただければ幸いです:

・病気や治療に関する記述は、あくまでも一個人の経験です
・子宮体癌といっても、症状や治療法は個人によって大きく異なります
・私自身、医療の専門家ではない一般人の視点で書いています
・不安や疑問をお持ちの方は、必ずかかりつけの医師や看護師にご相談ください

この記事は、同じ経験をされている方々と体験を共有し、少しでも参考にしていただければという思いで書いています。ご興味のある方のみ、お読みいただければ幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!