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粘土で作品を作ってみた。

初挑戦!

2024年8月10日(土)、11日(日)に開催される藤沢野焼祭に出品するために作品を作りました。タイトルは、『SANKENの炎』。

藤沢野焼祭は、私が所属している産業建設課の方々を含む野焼祭実行委員会が主体となって開催されます。にもかかわらず、産業建設課の職員は作品を作ったことのない方がほとんど…。それもそのはず、粘土の販売が始まる6月は既に祭りの準備も始まっていて、祭り開催まで通常業務に加えて祭りの準備もするという…とっっっっっても忙しい日々なのです。作品を作る時間などありません(泣)

その事実を知った時、私は産業建設課の皆さんと作品を作りたいと思いました。

ですが、私も作品作り初心者。どうやって作品を作るのか、きちんと知らないし、やったことがないからどうやって関わってもらえるのかわからない。。仕事の合間を縫って全員に粘土に触ってもらうことはできるのか…?どれくらいの時間が必要なんだろ?ハリウッドみたいに手形と足形+サインをやりたいけど…うーん。。それってどれだけの粘土がいるんだろ?ただの板は作品じゃないかな?めっちゃ巨大になりそう(笑)と色々考えている間に制作指導会の日がやってきたので、とりあえず作り方を聞きに行ってみました。

きほんの「き」から
毎年作っている子どもたちは、どんどん進めていく~

先生に自分の構想を話してみたら、どうやらちょっと難しそうだったので、別案を考えることにした。そんなこんなで、構想を練りながら目まぐるしく過ぎていく日々を過ごしていたら、あっという間に締切間近!きゃー!と思いながら、皆さんの利き手を拝借。型を取ってもらって(ペンでなぞってもらって)、それを使って作品を作ることに。さて、何ができるのかな???

まずは先頭に立つ遮光器土偶を作っていく
藤沢町黄海の相ノ沢遺跡で発掘された遮光器土偶を題材にして
続いて、もらった手形をはさみでチョキチョキ
粘土で型を取っていく

これが地味に大変な作業でした。粘土の乾燥具合がバラバラだと割れやすいとのことで、(器じゃないけど念のため)全員の手の厚さを同じになるようにして、できるだけ密度を高めるために木の板で叩いて、彫刻刀でザクザクと粘土を切って、切れ目がボロボロになるから水とかで整えて、誰の手かわからなくならないように気を付けて、指が離れないように注意して、13個。床でやっていたので、お尻と足腰が痛くなりました(笑)

専用の窯で焼き上げる陶芸と違って、一晩で高温で一気に焼き上げるので、色々な材料を混ぜて作ってある藤沢野焼祭専用の粘土。ところどころにキラキラ光る金色の砂を眺めながら、無心に制作するのもいいものでした(´ω`*)

そして、13個の手を扇状にくっつけて完成

それぞれの手にはその人のイニシャルが入っています。縄文っぽく、縄で模様をつけました。これと遮光器土偶がどう組み合わさるの?と思いましたよね。実はまだ乾燥中で、立てて全体像をお見せすることはできないのですが、手を炎に見立てて、遮光器土偶の後ろにこの手たちを立てて、まるで手の炎が遮光器土偶を焼いているかのように見えるのだ。という作品です。

お~✨(読者さんの声)

実は、正直、手たちがちゃんと立つ保証がありません。なぜかというと、めっちゃ重いから。なんとなく支えの棒も作ったけど、全員の指が一本も折れずに焼きあがるのか…そもそも会場まで壊れずに持って行けるのか…その前にちゃんと乾燥しきるのか…ドキドキの2週間です。それも含めて祭りを楽しもうと思います!

無事に乾燥しますように!いい感じに焼けますように!
お祭りの日が晴れますように!みんなで楽しめますように!

乾燥中.. がんばれ~

この記事を読んで「ちょっと興味湧いたな~」と思った方は、下記Instagramページを覗いてみてください。

また、ちょっとですが、YouTubeにも様子が上がっています。
それでは、今回はこの辺で。
今年もたくさんの方がお祭りに来てくれることを願って☆彡

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!ではまた!