郷土作家文学講座に行ってみた📚
私は本を読むのが苦手です(笑)
読みながら色んなことを考えちゃうので、そうなったらもう目が文字の上を滑っていき、読んでいたはずなのに今読んでいたページに何が書いてあったのかわからなくなってもう一回最初から読み直したりして、家には30ページくらいのところで栞やら紐やら挟んである本がたくさんあります。図書館から借りてくる本も延長、延長。一度本の世界に入り込んだら読み終えるまでご飯を忘れるくらいの集中力はあるのですが、入り込むまで時間がかかるのです。どこかの森の中に本と私だけを置いて行ってくれれば好きなだけ読めるんですけどね(笑)
そんな私が先日、藤沢図書館主催の「郷土作家文学講座」に行ってきました。皆さんは、楡周平(にれしゅうへい)さんをご存じですか?岩手県一関市藤沢町出身の有名な作家さんで、藤沢町に生まれ育った人はみんなが知っているといっても過言ではない方なのですが、地域おこし協力隊として活動しているのにもかかわらず恥ずかしながら私は楡周平さんの本を1冊も読んだことがありませんでした。ので!せっかくの機会と思い、講座に参加してみることにしました。
私は9/14(土)の砂の王宮の回に参加したのですが、「文学講座って何をするんだろ?💦」と思っていたら、内容はとても初心者にやさしく、楡周平さんの恩師である元国語教師の内田正好(うちだまさよし)先生が本の一部を朗読しながら、朗読しない部分はポイントとなる部分をかいつまんで丁寧にわかりやすく解説してくださるという、本を読んだことのない人でも十分に楽しめる内容でした。内田先生の迫力ある朗読と絶妙な抑揚で、本を読むときは集中するまでに時間がかかる私も、講座開始とともにすんなりと本の世界に入り込んでいきました。本の内容はとても面白くて、常に次の展開が気になり、すごく集中していたので、内田先生が1番体力を使っているはずなのに、講座の終わりには聴いている側が「ふぅ~」となるくらい(良い意味で)どっと疲れました。まるで1本の映画を見たかのような満足感でした。内田先生が私の国語の先生だったらどんな学生生活だったかなと、ふと考えてしまうくらい楽しい時間でした。
講座を終えて、楡周平さんの他の本も読んでみたいと思うようになりました。特に、今年の3/30(土)にテレビ朝日のドラマプレミアムで放送された、世界的時計メーカー「セイコー」の礎を築いた男の波乱万丈な一代記を描いた『黄金の刻(とき)』は、本を読んでからドラマも見てみたいと思いました。
この郷土作家文学講座は、元気な地域づくり事業としては3年目なので今年で最終回でしたが、ぜひ来年も開催してほしいです。読むのは苦手だけど読んでもらうことで本に興味が湧くこともあるかもしれません♪
私のように。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!ではまた!