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つわりで耳管開放症(耳がつまったかんじ)になった話

今となってはもう昔のことだけど(竹取物語と同じ出だしだ!)、妊娠5wから産む直前まで様々なつわり症状に悩まされていました。

まぁこんなにネットの発達した現代なのでだいたいのことは調べれば出て来るんですけど、その中でも情報が少なかったのが「耳詰まり」「耳閉感」。ザ・マイナートラブル。
飛行機とか新幹線とかでなるあのギューーーンとした感じの状態から治らない+自分の呼吸音と声が頭の中にめちゃくちゃ響いて外界の音が聴きづらい。かなり早い段階(7wくらい?)から、産休に入った後まで続きました。接客業だったので正直かなり仕事に支障があった。
健診の時に相談してみたけど「あまりそういった訴えはきかない。気になるなら耳鼻科にいって」とのことだった。専門医じゃなければそういうしかない、わかる。
とはいえ健診以外で休みも取れないし、すぐ戻っちゃうけど一瞬通常の状態になる時もあるし、何か異常があったとして妊娠中だから薬も使えないだろうな……と思って自分は耳鼻科受診しなかったのです、が!今思うと一度みてもらってもよかったなぁおもうので同じ境遇の人がもしいたら受診をおすすめしたい。自分は出産したら耳詰まりを含むつわり症状はピタッと治まったけれども結構長かったし、別の病気が隠れてる可能性も全然あった。

で、です。
つわりだと受け入れて腹を括ったまではよかったけども状況は芳しくない。
小さなクリニックで働いていたのだが、他スタッフからの指示や患者さんの訴え、機械のアラームなどなど聴かないといけないものはたくさんあるのに、自分の呼吸音が頭中に響いているので息を止めていないとほんとに聞き取りづらくて参った。先程かいたように、すぐ戻っちゃうけど通常の状態にもどす方法もなくはないので、それを行いながら騙し騙し産休まで働いていた。
そもそもなんで耳が詰まるのか。正しくは「耳管開放症」というらしい。
普段閉じている耳管という耳の中にある鼻と耳を繋いでる菅が開いたままになって、鼓膜の奥にある部屋の気圧が調整できなくなっている状態とのこと。
妊娠中の耳管開放症は他の悪阻症状による急な体重減少(脂肪減少)が関わっているらしく、検診でケトンが出ていた私も心当たりがあった。車通勤の10分の間、2回しかない信号待ちで毎日吐いていたので仕方ないといえば仕方ない。
調べると、「頭を下げる」と治ると書いてあるページが多いが、これは本当で、文字通り立ったままお辞儀の要領で頭をガッと下げると一時的に治る。唾を飲むと戻る。
なので、自分はこれを適宜繰り返しながら妊娠期間の仕事中を乗り切った。移動しながらとか物品を取りながらとかなるべく人目につかないようにやってはいたけど光景としては異様だったかもしれない。ごめん。
もしも座り仕事とかある程度服装の自由が効くお仕事の場合は、首にスカーフをちょっとキツめに巻いたりきつめのハイネックの服をきたりすると同じ効果が得られるっぽい。数分に一回ヘドバンするよりはツッコまれにくいと思うので可能ならそっちの方がいいと思う。てか調べたら侵襲の少ない治療法や漢方も今や結構あるっぽいのでぜひ一度耳鼻科に行ってみてほしい(大事なことなので2回いう)。

当時はほとんど体験談的な記事が見つからなくてちょっと困ったのでこうやって書き出してはみたけど、記事を書きながら調べていると結構対処法の記事とか増えてて良かったなーと思ったりしています。
つわり、入院するほどではなかったけど個人的には結構辛い経験だった。期間も長かったし、「つわり 辛い」で何度検索したかわからん。乗り越えた全員を戦友だと思っている。ほんと、よく生き延びたよ、みんな。ラスボスが最強なのはわかっていたけど道中もこんなに険しいとはびっくりだったよね。

そんな中リリースしたとあるソシャゲに救われハマっていくことになるのですが、それはまた別の話。。。一体なにステッドワンダーランドなんだ。。。

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