あと何回桜を一緒に見れるのかな
今年も桜の季節がやってきた。
桜はわかりやすく季節の訪れと時間の区切りを教えてくれる。
だからなのか自分が年を重ねる度に残された時間の指標にも感じるようになり、ただきれいに眺める対象でなくなってきた。
例えば、自分の親とあと何回一緒に桜を見に行けるのか、飼っている犬とあと何回一緒に桜の木の下を散歩することができるのか。いろいろと残り時間のカウントをしてしまう。
一見さびしく感じるこの思考は忙しない日常を生き、どうしようもなく時間に追われる僕たちにとって、かけがえないのない人と