6/16(日) 函館11R UHB杯
・序
2024/06/16 函館11R 3勝クラス ハンデ
芝1200m UHB杯
予測値と独自レーティングの比較。
ハンデ戦の割には走破能力値は分断された形となった。
この北海道シリーズのアルファベット3文字レースはうっかりファイル名を間違えて作成して酷い目にあったのでなんとかしてほしいです。
・馬場傾向
含水率(4c→G前) クッション値
去年(23/06/17) 13.3%→15.1% 7.8
先週(24/06/09) 14.5%→14.0% 7.5
金曜(24/06/14) 13.7%→14.0% 7.4
土曜(24/06/15) 15.1%→13.0% 7.6
土曜日のレースで見えてきたのは『先行馬の失速度合いが思ったより大きい』という部分。
一本調子タイプの中団からの生き残りに注意か。
・前半3F地点ポジション(上位7頭)
04アドヴァイスの単騎逃げがかなう構成。
軽ハンデを活かして06マメコあたりも前を狙ってくる可能性はあるが、絶対的なテンのスピードはアドヴァイスの方が上。
隊列の幅の予測は先頭から後方までで1.57s、約11~12馬身といったところ。
これなら前の失速具合で末脚自慢にもややチャンスはめぐってきそうだが、統計的にはやはり前重視となるだろう。
・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)
11ラキエータは決め打ちタイプなので確実性に欠ける。
イーブンペースで相対的に差してくるように見える赤枠組の方がチャンスはありそう。
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
・基準馬 ☆04アドヴァイス(基準レーティング1500)
high
05ドーバーホーク(1520-1620)
middle
07エコロレジーナ(1460-1570)
08ブッシュガーデン(1460-1570)
03エイシンエイト(1460-1560)
☆04アドヴァイス(1450-1550)
13オードゥメール(1440-1540)
12タツリュウオー(1420-1540)
low
06マメコ(1320-1480)
最下位
02サニーオーシャン(1320-1450)
僅差、その一言に尽きるレイティング値。
highとmiddleに大きな差はなく、また別路線の一部もダミー値で仮計算したが抜きん出た馬は居ない。
(注)01サトノグレイト、09スカイロケット、10ドナベティ、11ラキエータ、14ジャスティンエース、15トーセンアラン、16プライムラインは路線違いで対戦ノードが少ないためオミット。
(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位7頭)
08ブッシュガーデンが復調していれば抜けている構図。前走フケ、というコメントだが牝馬だけに突然走らなくなることもあるのでどうしたものか。
07エコロレジーナと次点の04アドヴァイスには大きな断層が見られたので、ハンデ戦といえども上の7頭で決まる可能性が高いと判断したい。
・結論
最有力
01サトノグレイト
☆アピールポイント
04アドヴァイスを行かせて番手からの抜け出しを狙う。
グリーンウッドからの叩き2走目でここは狙っているはず。
有力
12タツリュウオー
☆アピールポイント
イーブンペース寄りで輝くタイプ。内に潜り込んで割ってこれるか。
藤野厩舎もそろそろチャンピオンヒルズとの連携を確立させないと今後難しくなってきそう。そういう意味でもここは手応えを掴みたい一戦。
13オードゥメール
☆アピールポイント
乗り替わりだが揉まれずに外2番手を回ってコーナーで突き放せれば勝機も。
ただ外厩ローテ的にはシンボリ牧場からなので叩きの予感もチラホラ。
ドーバーホーク、お前もシンボリ牧経由やないかw大丈夫?
お楽しみ
08ブッシュガーデン
☆アピールポイント
前走フケ、とあるがそれだけではないような。
大東牧場経由は叩き前提の部分が大きいので、権利を取って北海道シリーズのどこかで馬券に、という作戦かもしれない。
オッズ的に押さえは必要だろう。
消し
10ドナベティ
『ここでは力は上』らしいが、この馬3勝してないんですよね(笑)
輸送込みでいつもと違う外厩からの函館入りとなればここは叩いて坂井あたりにチェンジしたときが勝負駆けでは?
スカイロケット、ラキエータ、ジャスティンエースはそれぞれNF早来、NF空港からの直入か。
ならスカイロケットはポテンシャル含めてここは様子見度合いが高い。ラキエータとジャスティンエースはいつものしがらき経由より厩舎との組み合わせ信頼度は落ちる。それでもよければお好みで、といったところ。
・個人的な買い目
01サトノグレイト単勝
馬連01-12.13
三連複01.08.12.13box
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
r1:新規
r0:前回結果
K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
S:勝敗ノード
μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。
その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。
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