人の在り方
母の言葉より
2022.12.22
地球上のすべての存在は美しい。
鉱物も自然も動物たちも、
その在りのままの姿で
完璧な美しさを放っている。
では、人間はどうか。
人も本心そのままで生きているとき、
そこに神性と美が宿っている。
それなら、人とそれ以外の地球のものたちとの
違いがあるとしたら、それは何か。
人のみが、ものごとや在り方に対して、
より善く、より調和を求めて、そこにさらなる
善を表そうと試み、手を入れ心を込める。
それが「神善美」なのだ。
放っておけば野放図に荒れてゆく自然環境や、
危険と隣合わせの場所や物事、それら自然の理の中で起こる崩壊を食い止め、エントロピーの法則に抗って維持保全し、さらにはより善く進化させようとする。
自然の在り方の中で、
在りのままの美、だけではなく、
そこにより善を求め、調和を求め、
心地よさを追求する…それが人間なのだ。
その在り方を本心本道とすれば、
目に映るものや迷いに惑わされることなく、
物事は晴れやかな空のもとで
明らかに見えてくることだろう。
人間の本質的なスタンスは、
自然に対して、すべての事柄に対して、
己の神性をそこに善と美でもって表し、
調和に導くものである。