ミャンマー美人のフェアリーテイル
こんにちは、宮尾猫市と申します。
紹介
いきなりですが、本投稿では様々なミャンマー美人をご紹介していきます。
まずタイトル画像の美しい女性は黒宮ニイナさんという純ミャンマー人女性です。
両親ともにビルマ族のミャンマー人で、10歳のときに日本にやってきて、今は女優として舞台やテレビで活躍していらっしゃいます。
Khin Wint Wah
お次はこの方。
ヤンゴン出身でヤンゴン大卒、1994年生まれのKhin Wint Wahさんです。
女優・モデルをこなす傍ら、寄付活動にも積極的に取り組まれています。
柔和な表情と、丸みを帯びた優しい顔立ちが古代モンゴリアのDNAを発露させている様子が伺えます。
一応この方のインスタグラムアカウントを添付しておきます。
Khin Wint Wah(@khinwintwah) • Instagram
Wutt Hmone Shwe Yi
そしてこの方、マンダレー出身の女優Wutt Hmone Shwe Yiさんです。
アカデミー賞受賞経験を持ち、ミャンマーの中では国民的女優の名声を欲しいままにする実力派です。
凛々しい目鼻立ちの端正さは、遥か彼方の印欧系時代の残り香を感じさせてくれます。
例によってインスタグラムアカウントを覗いてみてください。
Wutt Hmone Shwe Yi(@wutthmoneshweyi) • Instagram
本題
目の保養が済んだところでようやく本日の本題に参ります。
紹介がメインなので本題の方が短いという変な構成なのですが、ご了承ください。
上座部仏教を起源とする様々な宗派が膾炙しているミャンマーでは熱心な仏教信仰者が多く、特に衆生にも遵守することが求められている基本的な戒律も日常生活で重視されています。
そのような文化的背景もあり、ミャンマー人の女性は基本的に温和で素直な方が多いという説明をされることがあるようです。
そんな柔和で美人なミャンマー人の女性ですが、かつては女性だけの村が存在したという極めてローカルな伝説の一部が継承されています。
経緯も不明
取材したのは日本に来ているミャンマー人女性。
来日後も毎日のお祈りは欠かさず、家族とも宗教行事を大切にする家で育ったそうです。彼女が特に保守的な家庭で育ったのかどうかは判別できませんが、少なくとも霊的存在や占いに政治経済が右往左往するお国柄を聞いていると不思議はありません。
例えば白象が発見されると在任中の王の権威が増すという言い伝えを信じた軍政権が自ら白象を探しに行ったり、次の大統領は女性になるというお抱え占い師の宣託を信じた当時の大統領が、女性の格好でメイクをし、女口調で過ごすという信じっぷりです。
(春日孝之, 『未知なるミャンマー』, 2012)
占いやアニミズム的価値観が根強く残っており、数々の伝説が言い伝えられていたようです。彼女の家庭でも、「夜口笛を吹いてはいけない」というなぜか世界的にポピュラーな謎風習に始まり、パゴダ(仏舎利などが安置された仏塔)での霊体験など叔母からよく口伝されたそうです。
女性村では、全ての労働が女性によって担われ、女性たちの町を統治する王も女性です。
女王はもともと他の国の貴族でしたが、男性に対する恨みから、国を抜け出し、女性だけの自治を実現したそうです。
世界の女性自治
世界には女性による女性のための共同体がいくつか存在します。多くは歴史上のもので、徐々に数は減りつつあります。
現に存在しているものはほとんどが男性からのDVから逃れるための駆け込み寺的役割として女性を匿っています。
ケニアのモプコリ村もその一つです。
ケニア系民族の文化として幼少期に女性器割礼が行われている男系の村から逃れてきた女性たちが寄り合いで作った村があり、男性たちの立ち入りも禁止されているという所謂男子禁制の村です。
こういった聖域の存在は都市計画をデザインする学問ではカバーできない、人々(男性と女性)の言外文化の共有や、共同体の疎結合を作る仕組みの伝統によって実現できます。
現代の世の中で片方の性別のみで生活単位を賄う自治を行うことは非常に困難な状況です。多様性の根本は自然淘汰を生き抜くための生存戦略であるため、女性だけの町は現れては消失するおとぎ話となるのです。
2024年 10月 5日
宮尾猫市