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Netflix ボーイフレンドのダメなところ


Netflix ボーイフレンドとは

"その夏、僕は彼に恋をした" 海辺のコテージに到着したボーイズがそれぞれの第一印象を告白し、さっそく恋の矢印が行き交う。最後には嵐を呼ぶ人物も加わり、一生忘れられない夏が幕を開ける。

Netflixの公式サイト https://www.netflix.com/title/81685212 

 テラスハウスのスタッフが送る出演者が恋愛リアリティショーである。各回40分から50分の10回あり、1ヶ月半に及ぶゲイの共同生活による恋愛と友情が映し出された映像作品である。

特徴としては以下が挙げられる。

良かったところ

ゲイのことが自然とわかる

いつ同性愛者だと自覚したのか、ゲイの恋愛事情、女性との距離感(実は彼女がいたゲイも少なくない)、カミングアウトについてなどゲイのことがよく知れる。

演出が少ない

他の恋愛リアリティショーでは台本に沿った演出が多いと聞く。悲惨なことがあったテラスハウスにも演出があり、ヒートアップする一因になった。この作品では明らかに演出が少なく、参加者が自然体だ(実際はカメラとスタッフに囲まれて生活しているんだろうが)。
また、BGMも控えめで、自然の環境音と声だけのシーンが多い。

映像が美しい

映像が美しい。共同生活を行うグリーンルームは、パステルカラーでポップな現代風。海岸や岬などの自然の映像も良く、映像を見てるだけでも満足し、癒される。

カップルの組み合わせの数が多い

今回は9人の参加者だった。ストレートの恋愛リアリティショーの場合は、男5人、女4人だとすると20通りのカップルの組み合わせが考えられるが、ゲイの場合は36通りと組み合わせが増える。それによってカップリングの予測が立てづらく、考察するのが楽しい。

ダメなところ

コーヒートラックが活かせられていない

キッチンカーのような移動型のコーヒー販売であるコーヒートラックがあり、普段の姿だけでなく仕事中の振る舞いも見れる仕掛けが面白い。恋愛リアリティショー初の試みだと思われる。朝に参加者の1人がコーヒートラックの担当になりもう1人を選ぶ仕組みも、誰が選ばれるのかドキドキして楽しみだった。
ただ、生活費の予算に加えて、コーヒートラックの売り上げを自由に使えるのだが、予算がどう使われているのかが分かりづらいし、本筋にどう関わっているかわからない。あと、待機組が何しているか不明(グリーンルームでダラダラしているだけ?)。
ある一人に業務が偏っていてかわいそうだった。その彼はタイプの人がいなかったらしく、さらにかわいそうだ。

イベントが少ない

最初の頃は参加者が増えたり、カップリングがわからなかったので、楽しむところが多かった。最初のタイプの人に手紙を出すのも面白かった。
しかし、後半にかけてはカップリングが固定化されてしまい、動きがなくなってしまった(特に9,10話)。
協調性の高い参加者が多く、共同生活特有の諍いが少なく、見どころがなかった。usakの鶏肉事件や痴話喧嘩の仲裁をしたら逆ギレされるとか、しょーーーもないトラブルしかなく、淡々と時間が進むことがあった。

参加者の偏り

BL(Boys Love)に媚びたシュッとしたスリム体型の出演者が多く、いわゆる前髪系の人が多かった。ゲイに人気なガチムチはusakくらいしかおらず、他にはガリガリや肥満体系がおらず、あえて偏らせているのかなと思った。

イライラするかも

素敵な参加者が9人おり、作品を見ると推しができるだろう。だが、逆の嫌だな、近寄りたくないなという人も出てくる。僕の場合、自己肯定感が低く、メンヘラ気質のシュンが全くの無理だった。「なんやこいつ」「殴りてぇーーー」と思うことが20回くらいあり、感情をかき乱されて癪だった。

未公開映像はyoutube

本編だけではなく、重要な未公開シーンはyoutube動画にある。ゲイの自覚を告白する動画、参加者9人を交えた11話と言っても過言ではないアフタートークもあり、充実していた。
ただ、Netflix Japanの日本語の字幕しかないため、「English Sub Please」のような多言語の字幕を求めるコメントが多々あり、可哀想だ。
本編に入れてもいいのではと思うシーンもあった。

まとめ

ボーイフレンド1期面白かったです。ボーイフレンド2期楽しみに待ってます!

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