なぜ僕は勉強に取りかかれないのか。
もう結論は分かった。
僕は意識によって意識を変えようとする愚か者だったからだ。
資本論で有名なマルクスの唱える唯物論によると、
意識や精神などというものは全て、物質からなるらしい。
人は自由に自分の意思で行動を決定しているとよく勘違いをしている。
だが実際には、自分の周りの環境が、即ち物質が、自らの行動に影響を与えているのである。
要するに、私たちの意識は物質に支配されている物質であったわけだ。
じゃあどうすればよいのか。
環境を変えるしかない。
スマホが勉強の妨げとなるならば物理的にスマホを使えないようにしてしまえばいい。
触らないぞと頭で意識しても、触れる環境にあるならばそれは意識していないも同然である。
あぁ、僕は自らの愚かさを露呈するために文章を書いているのだろうか。僕は無知であるが故に、物事の一部を知っただけでそれをさも得意げに披露したがる。思考停止状態で、聞いたことを鵜呑みにし、それを正しいと思い込む。
幼稚な知識は危険だ。幼稚な知識をそれと知らぬまま、又は認めぬまま人に披露することは即ち、自らの愚かさを露呈することである。
もうやめよう。これ以上馬鹿を自分でバラしてしまうのは恥ずかしくてたまらない。