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猫育てはマニュアル通りにいかない〜避妊手術編

保護猫を迎えると、だいたい避妊手術必須となる。我が家の2匹は譲り受けた時にはまだ手術をしていなかった為、譲渡条件に避妊手術後の報告を追加されていた。

お迎え当初、いきなり手術はストレスすごそうだから1カ月くらいゆっくり家に馴染ませたら……と思っていた。
だが、半月でキジ猫が猫風邪にかかってしまったのでちょっと遅くなったのだが、このたびついに手術を受けたのである。

まずは動物病院に電話して、避妊手術を検討しているのだがどうすればいいか?と相談。
手術出来るかの確認のための診察を受けるようにと教えてもらいネット予約。

このネット予約が昭和民にはハードルでもある。
いままさに電話で理由を説明して相談しているのに、なぜネットの予約画面を開かねばならぬのか?
再診予約は病院で受付した時に口頭で受けてくれるではないか。なぜ電話ではダメなのか?
………なんて文句は言いませぬ。
BABARは若者に頭を下げて教えてもらう大人でありたい。
だから、一個だけ確実に聞きたいことがある。
ネット画面で予約内容の選択肢が(初診・再診・健康診断・予防接種)となっておるのだが、どれを選ぶべきか?

「とりあえず再診にして、備考欄に避妊手術の相談と入力してください」

なるほど。
選択肢に正解があるとは限らない。大人の世界は複雑であるよ。

その避妊手術の相談というものは、2匹同じ時間に予約して娘と一緒に連れて行った。
診察室に入るのは1匹ずつだけど、別の時間や別日にするよりずっと楽だ。 

2匹とも手術出来る事が確認できて、避妊手術がどういう物なのか?メリットとデメリットと細かく丁寧に説明してくれた。
手術出来る日は1日1匹だから別々になる事、手術出来る日が限られている事などから、まずはキジ猫が手術を受け、その1週間後に黒猫が受ける事になった。

前日の夜ご飯を21時までに済ませ、その後は絶食。水は朝9時まで。
元々夜ご飯は19時だし、その後は歯磨きしちゃうのでオヤツはなし。
朝ごはんだけ抜いて病院へ。

何度も何度も確認されるのは、発情してないか?と。
ちなみに猫の発情の特徴は、
①やたらと甘える。
②やたらと動き回る。
③床を転げ回る。
④大きな声でうるさく鳴く。
⑤排尿回数が増える。
⑥トイレ以外で排泄する。
などであるそうだ。

キジ猫は④〜⑥は無かったが、①〜③はお迎え初日からずっとこんな感じだった。
床というか、カーペットが好きで好きで、コロコロを全力で阻止して独り占めする勢いで転がっている。
なので、まぁ発情期はまだなんだろうなと思っていたのだが……。
手術が終わり麻酔から目覚めたタイミングで電話をくれたお医者が「発情してたみたいです〜僕も気づかなくて〜(てへぺろ)」…と。

えぇー!?そうだったのー!?

でも、まぁ手術自体はちゃんと終わって、状態は問題ないと。
一晩入院で翌朝お迎えに行った際に、切り取った子宮を見せてくれた。
どこがどう発情の特徴なのかを教えてくれて、傷跡も説明してくれて、本当にこの丁寧な説明をしっかりしてくれて偉そうにしないとこが信頼できるのだよね。

発情期に手術すると術後に状態が悪化しやすいから注意して見てあげてと言われ、抗生物質を処方してもらい帰宅。

そういえば。
我らがお世話になっている動物病院では手術後はエリザベスカラーではなく術後服で傷跡を保護する派なのだそう。
猫風邪の時に夜間病院でエリザベスカラー処方してもらったけど、トイレには入れないわ、エサ皿に口が届かないわで哀れすぎてすぐに外した経緯がある(本ニャンが患部をイジるようなそぶりが全くなかったからではあるが)。
手術日の前にAmazonさんで購入していた。

手術終わって帰宅してから着せるつもりでいたが、「手術終わったらすぐに着せるから持ってきて」と。
猫と術後服を一緒に預けてきた。

これから避妊手術する予定がある人は術後服派かエリザベスカラー派なのか確認して、Amazonさんとか安い所で購入しておくといいと思う。
だって院で買うとお高いのは、病院も歯科医院も美容院もアルアルだからにゃ。




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