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猫育てはマニュアル通りにいかない〜出会い編
子猫を迎えるにあたり、参考の1つにしたのが猫ブリーダー沢辺さんのYouTube動画である。
保護猫を飼う人間としてブリーダーなんかに教えを乞うというのはいかがなものか?と怒られそうだが、私は沢辺さんの動画が見やすくてわかりやすくて好きだ。優しい語り口調も好感度高い。
ブリーダーに抵抗感がないなら、ぜひオススメ。
そんな沢辺さんの動画でも猫飼育本でも語られる猫を迎えた初日の掟。
『かまうな』
これである。
元いた場所からの移動、知らない場所、知らない人間。
猫にとってお迎え初日はストレス過多だ。
じっくりと心を落ち着けて、周囲の環境を把握する時間が必要なのだ。
ケージに入れるのは、狭い範囲から徐々に慣らせるため。
寝床、餌場、トイレ、爪研ぎ場…自分が生活するのに必要な場所がすぐにわかるように。
その後、ケージから見える景色や聴こえる音に興味を広げていく。
犬は人につくが猫は場所につくと言う。
猫にとって飼い主よりも自分がいる場所の方が重要なのだろう。
人は猫がケージから自ら出てくるまで、構ってはいけない。
水やエサを黙々とケージ内に納め、淡々と糞尿を排除する。
それだけだ。
……な、はずなのだが。
我が家の初日はマニュアル通りにはいかなかった。
2匹の子猫はキャリーケースを開けると間もなくゴロゴロ喉を鳴らしながら登場。
そのまま私や娘の膝にすりすり。
……え?なにこれ?こんな感じ?
ケージに入れると、ケージ内をひとしきり探索し、2匹でオモチャを取り合い、ケージから出すとオモチャで存分に遊び回った。
しばし後にオモチャの取り合いでケンカになったので、一匹は当初の予定通りに娘の部屋のケージへ。
残った黒猫は私の部屋のケージの中で脚を投げ出して眠ってしまった。
まるで、この家で生まれ育ったかのようなくつろぎっぷりである。
マニュアル通りにちゃんとやろうとソワソワする気持ちをいかに抑えようか考えて、本でも読もうと数冊部屋に用意していたのだが、翌日早朝から「出せ、遊べ」とケージのドアをカリカリカリカリカリカリ………
初日は連れてきたのが夜18時頃で、翌日とは言ってもまだ9時間くらいしか経っていないが。
まぁ2日目以降は5分〜10分くらい散策させても良いと沢辺さんも仰っていた事であるし……
と、考えていた所にキャリーケースを持った娘が登場。
「遊んで欲しいみたいで…猫じゃらししてたんだけど…私…もう無理です」
キャリーケースにキジ猫が。
黒猫はケースの網越しにキジ猫をクンクン。
ケンカの原因になったネズミのオモチャは隠したし、開けてみるか。
結果、2匹で遊びまわって疲れ果てて一緒のベッドで眠ったのは朝ごはんも済ませた午前9時。
なんだか拍子抜けだが、まぁ仲良くのびのび出来ているのなら良いか。
↓初日のキジ猫
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↓初日の黒猫
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