世界はここで回るよ
最近、君島大空の曲を多く聞く。優しいギターの音と少し寂しげな歌詞と心地よいくらい声というよりかは呼吸のような歌声が儚さを増す。
最近人の温かみをやけに求める気がする。特に23:00あたりからの時間は地獄のように孤独を感じる。今までは感じなかったのに。今まで自分の心がどれだけ冷めきっていたのだろうか。人恋しいという言葉の意味が最近わかってきた。
これは完全に失恋によるものなのか。よくある表現としては心に大穴がぽっかりっていうやつ。
そんな時に君島大空の曲はさらに私を惨めにし、目から鈍色の雫が垂れる。
今は成長痛の時期なのかもしれない。過去の執着を捨てて新たな人生へのステップの一つ。心の夜明けはもうそろそろなのかもしれない。だけど辛い時間ってやっぱり長く感じるし憂鬱。
一人旅も良かったけどそろそろ誰かと旅をしたい。別れても別れなくても良いから、誰でも良いわけではないけど手を繋いで旅できるようになりたいなぁ。
この失恋も人生の糧。なんらかの形でこれはこれは何かに繋がるのかもしれない。
私はただ夜明けを待つ。
夜更かしを一人でして、暗闇に怯えながら。
しかし、そんな時間ももう長くない。
太陽が私を待っている。東の空に徐々に光が刺してくる。
私は窓を明けて太陽と新しい空気をとり込む。
感じるのは肌寒い風と清々しい空気。
また新しい1日が始まる。それと同時に私は蛹から蝶になり、第二の人生を歩む。
飛べ 飛べ 飛べ!!
世界はここで回る。そろそろ朝が来るよ。暗い夜が明けるよ。