ソシャゲで自己破産した人間の末路
末路っつーか、まあまだ生きてるんですけどね。
こんばんは。約一年前にデレステで自己破産した話 (hatelabo.jp)というエントリーを書いた者です。
覚えてる人いるのかな。
軽い気持ちで、というか夜に鬱々とした気持ちで書きなぐった文章がバズり、それはそれはもう叩かれました。
私は増田ってインターネットのごみ箱だと思ってて、九割以上誰にも見られずに流れていくから、そういうお焚き上げや雛流しみたいな感覚で書きました。それを知らない人が拾ってツイートしたら万RTされて、トレンドに入って、まとめサイトやYouTubeにまで転載されて、働いてなかったからそういうの全部見てました。
書いてあったのはおじさんとか、社会のゴミクズとか、運営に訴えられろとか。本当に全部読みました。おじさんってこと以外は大体当たってました。
心配してくださった方も少数いました。ありがとうございます。生きてます。
一番ホッとしたのは、大多数の人が「自分も気を付けよう」と省みるきっかけになったみたいで、書いてよかったなとは思います。課金はタダじゃない。
今日はその後の話をしようと思います。立て直しの話、ではあるけれど、まだあまり立て直せてはいないです。
まずやったのは、精神科医にかかること。元々配偶者と住んでいた県でも病院にはかかっていたけど、はっきりとした診断は出されず、抗うつ剤を処方されるだけだった。依存症治療の院長は、私の持病に理解がなくて、ナースステーションで陰口を言っていたのが聞こえて以来、通うのをやめた。
今の主治医はとても善良で忍耐強い方で、カウンセラーか?ってくらい話を聴いてくださるし、薬も様子を見ながら増減してくれる。とても運がいいと思う。
メンタル面を整えながら、体調も元に戻さねばと思い、20kg以上痩せた。鬱病の元配偶者をお世話するストレスで、私は激太りしていた。XLサイズも入らなくなってしまい、いよいよやばいと思って毎日ランニングして、朝はヨーグルト、昼は蕎麦などの炭水化物、夜は野菜と肉か魚、一切間食なしという生活を数か月続けて、健康的に痩せられたと思う。今ではMサイズの服が入るようになった。
服が入るようになったので、働くことにした。近所のスーパーのレジ打ちだ。一日の拘束時間は10時間ほど。立ちっぱなしだし力仕事で、楽ではないが、田舎の割には時給がいいのでなんとか続けている。仕事に行けなくて一か月ほどお休みをいただいたりもした。入社してすぐに体調を崩すなんてなんて迷惑なやつだと思うけど、有難いことにまだ席がある。社保からは外されてしまったけど、クビにならなくてよかった。この先はできるだけ迷惑をかけないようにしたい。
目下のところ、一番の問題は実家である。
私の両親は男尊女卑で外国人嫌いの昭和タイプの父と、とにかく全ての行動を管理しようとしてくる母。現在この二人と暮らしている。
私は毎日父親の前でパンツ一枚で体重計に乗る。ここまで書いておいて言うのを忘れていたが、私は三十代前半の女性である。
毎朝、トイレを済ませてから父親に体重を記録してもらう。父親は月に一回それをエクセルに打ち込む。気持ち悪いですか? 私もとても嫌です。
母親は私が間食をしようとするととても怒る。私の部屋のゴミ箱の中身は全て確認される。なにか食べ物のゴミが入っていようものならヒステリックに怒られる。
そんな生活だ。
初めは「生活費なんていらないから貯金をしなさい」と言っていた両親も、生活が苦しくなってきたらしく「月に二万円渡しなさい」と言ってくる。もちろん人間一人が生きていくのに、月に二万円で生活できるわけはないから、それでもだいぶ助かっているというか生きるための努力を免除されているのだけど、手取り五万の生活で月二万渡したら貯金なんてできるはずもない。ダイエットのため両親に加入させられたスポーツジムはもう通えていないが、退会できない時期なので会費だけ払っている。(正確に言うと、違約金三万円を払えば退会できるのだが、それが捻出できない)
その一方で、父親は「お前のことは俺が一生面倒を見る」と言う。まるで私が世話をしないと生きていけない失敗作だと言われているようでつらい。まあそうとも言うのかな。でもなんていうか人格を無視されているというか、人権がないんだよ。伝わるかな。
今日は父親と喧嘩とした。原因は私が吸っている煙草である。
「いつから吸っているのか」と言われたので、覚えていない(本当は去年からだ)と答えると、医学的にどうたらという話をされた。我が家は癌家系で、喫煙は癌にかかるリスクが跳ね上がるので、やめろという。
嫌だと答えると、父は「じゃあお前はもう家を出ていけ。明日不動産屋に行け」と言った。別に室内で吸っているわけではないのに、意味が分からない。話を要約すると、自分に従わない人間は俺の家に居てはならないらしい。すごい、これが七十手前の親が思う家族の形ってやつか。つーか一生面倒見るって言ってたじゃねーか、と思う。
仕方ないので、そのうち引っ越さなければならない。
家具家電は結婚した時に全て捨てたから持っていないし、貯金もないし、名義は死んでいる。いまだに携帯電話の契約ができないので、自己破産する前に契約した格安スマホプランを使っているけれど、会社の名称が変わったので近々サ終するかもしれないと怯えている。
手取り五万じゃ暮らせないので転職して、お金を貯めて、引っ越して、一人暮らし。一人暮らしはきっと気分がいいだろうと思う。鬱病の配偶者も、頭のおかしい家族もいないのだから。
でもきっと暮らせないと思う。家事はできるけどお金がないから。そうまでして生きる気力、ないなあ。目的もない。実家に帰ってきて余計に疲れてしまった。
かろうじて頑張れたのは、話を聴いてくれる先生や、インターネットの人たちがいたからだ。でもそれももう終わり。いつまでも人に迷惑をかけてはいけない。本当はお金を払って礼をすべきだと思うけどお金がない。生きているだけでどうにも人に迷惑をかけてしまう。同級生たちは家を建てて子供をこさえているのに、私は賃貸のワンルームすら借りれない。
今はイフェクサーという新しい抗うつ剤がとてもよく効いているので、働かなきゃなあと思えているけれど、そのうち効かなくなるかもしれない。でもそれは怖くない。その時は死んだ方が楽だと知っているからだ。どこで死ぬのが一番誰にも迷惑をかけないかをずっと考え続けている。
こっからでも人生どうにかなるだろうか。
そういうもがきを時々文章にしようと思います。
ちなみに両親はまだ、私が自己破産をしたことを知らない。
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