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「あんなにいい子だったのに」と言ったじぃじとばぁば。彼らから見たギフテッドの孫

我が家は転勤族。
引越しをするたびに転校しているわけだが
私の両親宅との距離は引越しで近づいたり離れたり。

たまたま今は近くに住んでいるので
じぃじとばぁばが息子氏と関わる機会が増えた。

その分、実在の息子氏の様子を知れば知るほど
両親の心配が増し増しになっているのを
近くにいて強く感じる。

両親から見て目に余る行動が増えてた頃
ついに「あの子、大丈夫?」と聞かれた。

じぃじとばぁばの心配

じぃじとばぁば(私の実の両親)は元々教師だった。
昭和から平成の中期までの時代の教師。

予想はしていたが、
ギフテッドについてはもちろん
いまの時代の発達障害のことや今の困りごとなど
いちからの説明が必要だった。

じぃじは少しだけ理解があった。
息子氏とのそれまでの道のりや
彼が困っていること、
苦手としていることなどを丁寧に説明して
私たち家族がどういうふうに向き合ってきたかを伝えたら

「あいつ(息子氏のこと)、ADHDっぽいところあるもんな」
と言った。

ばぁばはただただ泣いていた。
娘(私)が夫の転勤先で奮闘して
息子氏のケアを頑張っていたと知って涙を流していた。
ここまでひとりでよく頑張ったねと。

あんなにいい子だったのに

じぃじとばぁば(特に実の母)がよく言う言葉。

あんなにいい子だったのに
あんなに素直な子だったのに

そう思う気持ちも理解できる。

よちよちしていた頃。
幼稚園へ行き始めた頃。
幼稚園の運動会も来てくれたっけ。

そう思うよね、その時の記憶で止まっているんだから。


現実を伝えたその先は

私は両親に支援を頼んだ。

具体的に、できる範囲で、
両親にとってあまり負担にならない程度に。

・息子氏のいいところをたくさん見てあげてほしいこと
→息子氏がプログラミングや動画などの作品を見せてきたり、学校で表彰されたり何かに選ばれたりした時は息子氏の頑張っていることを認めてあげてほしいこと

・下の娘(息子氏の妹)が私の実家(じぃじばぁばの家)へ行きたいと言ったらできる範囲で受け入れてあげてほしいこと
→息子氏が爆発した時に娘が(もうやめて〜)と号泣するのが気になってるので、落ち着ける自宅以外の安全な一時避難場所として受け入れてあげてほしいことをお願いした。

現在の両親との関係

息子氏が爆発したとき、
収拾がつかなくなったときにばぁばに電話している

そうすると、
買い物帰りを装ってうちに寄ってくれる。
「よ👋元気か?」と両親がやってくる。
下の娘を連れて散歩に行ってくれる。

娘が外出している間に私が癇癪の対応をするという
なんともありがたき存在。

近くに住んでいる両親に
なるべく心配をかけたくないのだけれど
そうも言ってられない待ったなしの癇癪や爆発が起こるので
頼れるうちに頼らせてもらっている。

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