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【ペン's グレイト ジャーニー 第5章 ~ペン、号泣✨】
20代からヨガをしていた。
「頑張ること」が大好きだった私は、だんだんハードなヨガ(パワーヨガ系)にはまっていった。
「体を鍛えること」が目的となり、ヨガ本来の目的「体と心のつながり、安定(中庸)、自己を知る」ことからどんどん遠ざかってしまった。
難しいポーズに挑み、できないと落ち込み、できている人を羨ましく思い、できない自分と比較した。
だんだん体も心も疲れ、ある日、ヘッドスタンド(三点倒立)で首を痛め、ヨガを休み、そのままやめてしまった。
その後、38歳で出産し、育児と仕事に追われ、しょっちゅう風邪を引いた。
このままだとまずいと思い、昔、体験したピラティスを始めてみようとふと思い立った。
ピラティス・・・ドイツ人のジョゼフピラティスが、病弱な自身の体を健康にするために考え出した方法が起源。第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリとして使われるようになり、ピラティスとして確立。体幹を意識しながら骨の位置を調整し、体のバランスを整えていく。
このピラティスがよかった。
まずは体を緩めることから入るので、頑張りすぎてガチガチだった体がどんどん緩んできた。
大手に通っていたが、自宅で自分でもできるように「本格的に学びたい」と思い、養成コースを探した。
その中で、ある指導者の文章が目に留まり、「ああ、もうここしかない!」と思い、連絡を取った。それが、Selfeeling Pilates。
そして、一度もその教室に通ったことはなかったが、養成コースに申し込んだ。申し込んだ後に、教室に通った。
Selfeeling Pilatesの創始者の山本ひとみさんはシンガポールにいる。東京では数人の講師が教えてくれている。
私が予約したのはヒロコさん。
初めて通ったときに、骨盤の「ニュートラル」の作り方に衝撃を受けた。
それまでは、「おへその下を平らにする」と学んでいたが、
「おへその下が引き上がる感覚を大事にして、上(頭頂)と下(足先)が引っ張り合うことで体のコアが伸びるからニュートラルができるのよ」
と教えてくれた。
「その人にとってのニュートラルは必ずしも、おへその下が平になることではないかもしれない。骨格も筋肉の付き方も人それぞれ。だから、どこを意識するかが大切なのよ」
と教えてくれた。
その他にも、体を緩めることで体幹が働くことやどこに力が入りすぎているか、どこに支障が出ているかを丁寧に教えてくれた。
ところが、私はだんだん悲しくなり、ヒロコさんの前で号泣した。
「ああ、やっと出会えました。でも、もっと早くに出会っていたら、30代で出会っていたら!」と泣きに泣いた。
ヒロコさんは、「そっか、そっか、そうだよねぇ。私もこのピラティスに出会ったのは遅かったのよぉ」と微笑んでいた。
私の人生がまた新たに始まった✨
まだ全然、間に合うよね✨