良曲紹介12 Baddest(樋口楓)

🌵「えーっと、えー、Baddestのミュージックビデオを見たときの、えー、月ノ美兎、樋口楓にあのー、感想を述べる月ノ美兎のモノマネ。
カエデチャン、カエデチャン!エヘヘwカエデチャン、アノバッデストノミュージックビデオアレ、アレリョナエイゾウデスヨネカエデチャンwエヘwカエ…カエデチャンw カエ、カエデチャン
(ゴングの音)
👑「やめろーー!!(笑)」
(一同爆笑)
✌「いやスタッフ大爆笑ですよw」
👑「やめておけー!!(笑)今日この後いらっしゃるんだゲストでw」
✌「怒られてしまうw」
💥「控えているw」

作詞:RUCCA
作曲:光増ハジメ(FirstCall)
編曲:光増ハジメ(FirstCall)

という訳で、前回から引き続いてにじさんじ関連楽曲にフォーカスしてお送りするこのコーナー。今回紹介するのは元1期生の関西JK、樋口楓のメジャー2ndシングル表題曲「Baddest」。テレビアニメ「100万の命の上に俺は立っている」第2シーズンオープニング主題歌(第1話のいらすとやバージョンが良くも悪くも話題を呼んだのは第1シーズンの方)。

この曲を初めて知った経緯は冒頭でネタにした一連のシーンの切り抜きなんだけど(元動画は′22年1/7のにじヌ→ン)、聴いてみたら今年発掘した曲の中でもトップクラスに入る名曲でした。
まず、これまでの記事中の発言からは意外と読み取れ無かったかも知れませんが筆者の音楽の好みというのは基本的には速くてうるさい曲です。勿論基本的な話なので好きでも無い速い曲という意味でも好きな遅い曲という意味でも例外はたくさんあるんですが、それでもやはりバラードよりはポップロックに軍配が上がる確率が非常に高い。その点この曲のBPMは音ゲー曲並の215という高速帯に位置しており(参考サイト→https://anisonbpm.blog.fc2.com/blog-entry-698.html)無条件に盛り上がれるナンバーとなっている。アレンジも王道にギターをガツンと効かせたアニソンロックでとても格好いいし、メロディーもイントロから勢い良くかち上げてその高水準をサビまで維持し続ける理想の運び。

歌詞もまた高評価したい。サビの「最悪からだったら 這い上がるしかないじゃない?」という一言に総合されるように、逆境の中にあってこそ全力を出し尽くすことの大切さがサビでは直球に、A・Bメロでは皮肉と言葉遊びを交えて歌われていてスッと耳に入ってくる。力強い歌声もこれらの要素とベストマッチしている。しれっとイントロ終盤では見事なデスボイス?シャウト?も披露している。流石は切り抜きのコメント欄で「全ての音に濁点をつけられる」と評された樋口楓だ……。
あとMVはカラオケにいた樋口楓が突如画面の中の世界に吸い込まれる話なんだけど、2番サビの途中でマイクをキーアイテムとして覚醒するまでは謎の敵(赤髪の闇堕ち樋口楓オルタみたいな奴)相手に防戦一方どころか逃走すら成功出来ない程ボコボコにやられている。誇張抜きでリョナ映像……。一応覚醒してからは互角に渡り合っているのでこれもまた「最悪から」「這い上が」る過程だということでしょう。

因みに樋口楓の楽曲はファンメイド曲も含めてYouTubeにあるオリジナル曲は全て聞き終えたんだけど、40曲くらいある正式リリースされてないファンメイド曲も含めて2日間で一気に聞いたので如何せんあんまり耳に残ってないのが実情というか、ファンメイド曲でいまスッと諳んじられるのは先々月くらいに既に聴いていた「Mapledancer」を除くと「焼森のファンファーレ」くらいだなあ……。あと、初期のファンメイド曲の一枚絵の背景をバックにLive2Dの樋口楓がユラユラしてるだけの低予算なMVと歌声の絶妙な音質を目の当たりにすると、′24年夏から入った超新参ファンとしてはこんな時代があったのかという感想を抱かずに居られない。おっきくなったねえ……まあそうは言っても筆者がにじさんじにハマるきっかけである太鼓の達人だってアーケード初代とか全体的にめちゃくちゃだったし「初期」ってのは基本そんなもんですよね。

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