【詩】雨の中
雨の中
貴女を
見つめていた…
こころは
言の葉に出来なくて…
ただ
貴女を
見つめていた…
恋というも
ただの幻なのだと
知りながら
僕には
言の葉を
飾ることが…
表すことが…
難しくて
貴女になら
解る
そんな
欺瞞が
僕を
包んでいた
でも僕の
こころは
貴女には
届いていなくて
言葉が
見つからなかった…
恥ずかしい一心で
言葉を
茶化し
貴女を
怒らせてしまった
不器用ゆえに
視野が違うゆえに
さざめいた
こころの渦…
荒れ狂う
荒れ狂う…
ゆるやかに
たおやかに
なりたいのに
こんな
僕は
貴女とは
永遠に
解りあえないのだと…
貴女の言の葉が
こころに突き刺った
夜…
拙い詩を読んでくださり、ありがとうございます。
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