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幸せを形成するもの

皆さんは幸せと感じる時や、もっと幸せな生活をしたいと思う時が多々あると思います。今回はそんな幸せに関するホルモンを3つ紹介したいと思います。


3つの幸せホルモン

1つ目に紹介するのはドーパミンと言う幸せホルモンです。上に書かれている通り「やる気」を出す働きがあります。楽しい事をしたり、何かの勝負で勝ったりすると分泌されます。また食事の時に、よく噛んだり、ギャンブルをしたりする時にも分泌されると言われています。つまりこのホルモンは快楽ホルモンで、一時的に幸福を与えるものなのです。
 
このドーパミンは、多いほどいいというわけではありません。過剰に放出されると、覚醒状態になってしまいます。
代表的な例として、薬物の乱用が挙げられます。
薬物を扱う際には、多量のドーパミンが分泌されます。すると、統合失調症という病気が発症したり、薬物をしようした時に起こる症状が現れたりするのです。また、この快楽を何度も味わいたいと思う、依存症になってしまいます。
 
2つ目に紹介するのは、オキシトシンという幸せホルモンです。このオキシトシンは幸せホルモン以外に、愛情ホルモンとも言われております。
このホルモンは、人間や動物とスキンシップをとったり、家族や友人に愛情貰ったりすることで分泌されます。特に恋人とのスキンシップで多くのオキシトシンが分泌されると言われております。
オキシトシンが分泌されることによって起こる影響
•うつ病の改善
•脳や心が癒され、ストレスが緩和する
•不安や恐怖が減少される
•他者への信頼感が増す
など様々な影響を与えることができるのです。
 
しかし、このオキシトシンも多く分泌されると悪影響を及ぼす可能性があるのです。
•騙されやすくなる…他者への信頼が増すことによって、嘘の情報でも信じてしまい詐欺に遭う危険性があるのです。
•嫉妬心が強まる…オキシトシンには他者との関係を強くする効果もあるため、外部からきた部外者に対して強い嫉妬を抱く事があるのです。
この例として、学校によくクレームを入れる
「モンスターペアレント」monster parentが挙げられます。これは自分の子供に対しての愛が強すぎて、学校生活(いらない情報を教えられる事)を心配してしまい行動に移してしまうわけです。
3つ目に紹介するのはセロトニンというホルモンです。ニュースなどで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
 
このホルモンはドーパミンの大量分泌を防ぐために制御をしたり、怒りや焦りなどのマイナスな感情を抑制して長時間の幸福感が得られると言われております。
 
そんなセロトニンを増やす方法としてこんなものが挙げられます。
•日光を浴びる
•睡眠をしっかりととる
•朝にバナナや乳製品など腸にいいものを食べる
•適度な運動をする
 
現代の社会は、スマホやパソコンなどが発展して朝の日光を浴びなかったり、ずっと同じ姿勢で働いたりと、セロトニンが足りていないのが現状です。
セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ、うつ病を発症する原因になったり、最悪、死に至ることもあります。
ここでセロトニンの必要性が分かる例を1つだします。
 
皆さんはグリーンランドという国を知っていますか?カナダの北東にある氷と雪に囲まれた大きな島(日本の6倍)です。
ここでは、人口の約20%が自殺未遂をするという状況なのです。
なぜこんなにも自殺率が多いのでしょうか?
それはセロトニン不足が影響してきます。グリーンランドは北極圏に位置しており、極夜(一日中太陽が上がらない日)が一年に何度もあります。
そのため日光を浴びずに、セロトニン不足になった人々はうつ病になったり、ドーパミンを制御できなくなって依存症に陥ってしまったりするのです。
 
紹介した通り、これらのホルモンの役割と影響を理解することで幸せを感じられると思います。みなさんの生活がよりHappyになることを願っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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